年が明けても食品値上は相次ぎ終りなど見えない。品目で去年の1.5倍以上、既に4月までに7,152品目の値上が決まっていて2月中に半数超える約4,300品目が集中、今月も580品目で引き上げられている。
不安定な世界情勢の影響を背景に様々な原材料費が高騰。さらに物流費・人件費も上昇、元はと言えば円安による輸入コストの増加が要因だが、後手後手の対策では消費者の先行き不安は募るばかり。
価格転嫁が進んでいない業種も多く現状では採算面から値上げが継続される可能性は高い。内容量を減らす「ステレス値上げ」や「便乗値上げ」も増える傾向で再値上げや再々値上げなど予断を許さない。理想論ではなく政治主導の緊急打開策を指し示して欲しいものだ。