徳ちゃん繁昌リポート

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【現役奮闘記】ポケベルに飛び起こされた夜?

2014年07月22日 | ひとり言
スーパーの店長時代はクレームやトラブルなど大概へっちゃらでしたが一番厄介なのは携帯もない時代のポケベルでしたね。ちなみにポケベルとは電電公社(現NTT)が発売した無線呼び出しの愛称で、電話回線から相手が登録しているポケベル番号に発信すると液晶端末に自分の番号が通知される仕組み、いわば「受信機」です。突然、怒ったように鳴り響いて当時はストレス感じる小さな悪魔でした。

店長は24時間勤務?そう信じ込んで先頭に立って働いていましたが、あとで先輩店長に聞くとどうも他には誰もいなかったようで苦笑いしましたね(笑)。帰宅したら晩酌が唯一の楽しみ、この数杯?のために長い一日を頑張っていたのでしたが、時にポケベルが鳴って店に電話しては夜間責任者からクレームやトラブルの報告を受けたり指示をしたりしてゆっくり寛ぐこともできなかったのを憶えています。まあそのくらいなら許せるのですが、寝静まった深夜にポケベルが鳴り出し慌てて店に連絡取ると警備会社から冷ケースの温度異常の通報でした。そうそう、未明にもポケベルの電子音に飛び起こされて、泥棒が浸入した形跡があるということで急ぎ店に駆けつけました。ガラスは割れてたけど未遂だったようで引き揚げる頃には新聞配達の人達と一緒になりました。店長手当てをいくらもらっていたかは定かではありませんが、とにかく店長職という強い義務感か責任感からがありポケベルには悩まされっぱなしでした。

世のビジネスマンの中には勤務外はプライベートと割り切り携帯オフの方もいるようですが、昔の習慣が治らずあの当時からずっと携帯は24時間オンの状態でして、枕元で目覚まし代わりをしています。あれほど小さな悪魔の悩まされたポケベルが今では携帯に取って変り昼夜問わず絶対に手離せない大切な個人秘書のようになっています。
※このシリーズは43歳まで20年間、スーパー業界に在籍していた私の体験実話をブログにまとめたものです。

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