宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2009/03/04
(続き)
宇ち多゛を出て、W/Kさんとはここでお別れ。歩く酒場データベースKさんと次はどこに行きましょうかというときに、そういえば宇ち多゛の常連、東さんから「秀が貼り紙もなく数日休んでます」と情報をいただいていたのでした。ちょっと行ってみましょう、ということで線路を渡り、この日も賑わっている鳥房の横を通って呑んべ横丁を通過。突き当たりのお寿司屋さんの角を曲がると、秀の灯りはついていました。



お、やってますねと暖簾をくぐると、カウンターは満席。テーブル席に座らせていただき、元気そうなママさんに特製ハイボール(300円)をお願いします。



いつもの笑顔でボールを持ってきてくれたママさんに、お休みだったそうですがと伺うと、「風邪をひいて寝込んでいたんですよ」とのこと。そうだったんですね。とにかく元気になられたようで何より何より。



テレビの下に下がっている「ホーデン刺しあります」(「ます」は□に斜め線の、升のマーク)の貼り紙を見つけ注文したホーデン刺し(280円)。黄身はオプションです。まったりとした味わいで美味しいです。



ボールをおかわり。すっきりとしていて、それでいてしっかりと味のある秀特製ハイボール。美味しいです。



おすすめの短冊にあった「厚あげ焼」(250円)はKさんのチョイス。いい具合に焼かれている厚揚げは、しっかりした食感で食べ応えもあります。美味しいですね。Kさんの奥様、Cさんも合流されておかずを追加します。



「ポテトサラダ」(280円)。素朴な味で、ボク好みです。



「ポテトフライ」(280円)は、乱切りのじゃがいもをフライにしたもの。じゃがいものホクホク感が味わえます。そんなこんなで22時頃までゆっくりと楽しいひととき。ママさんもお元気そうで、安心してお店をあとにしたのでした。
(つづく)

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2009/03/04
水曜日。いつものように立石号で宇ち多゛に向かいます。ダイヤの改正で1分遅い時間になった、ボクが勝手に立石号と呼んでいる急行印旛日本医大前行き。お店の前への到着は18:44で、お店の前には行列がないものの店内は満席。ちょっと待って、大鏡下のはじっこにちょこんと座らせてもらいます。梅割りをもらって、何とか間に合ったカシラは素焼きお酢でいただきます。



すーっと梅割りを吸い込み、背筋を伸ばします。至福のひととき。カシラも旨いです。ぺろっと平らげ、次はアブラ多いのみそをいただきます。



煮込みのみそと焼いたアブラのこってり感が絡まり、たまらない逸品。アブラはいただき方によって変化がより楽しめるような気がします。梅もおかわり。



たっぷりと受け皿にこぼれる寶焼酎が嬉しいですね。カシラのお酢もアテにして、梅も進みます。次に頼んだシロ塩が来る頃に、お酢を呑み干しお皿を重ねます。



シロ塩は、アブラのみそを付けてシロみそとしても楽しもうという魂胆。歩く酒場データベースKさんがいらっしゃって、3杯目の梅割りをおかわりです。



W/Kさんも交えて楽しく話をしていると、あんちゃんから「今何も頼んでないよね。レバと一緒に焼いておくから」と声がかかり、何だろうと待っていると持ってきてくれたのがこちら。



1本残っていたツルを焼いてくれたようでした。何ともラッキー。これはみんなでシェアしましょう、ということでありがたくいただきます。終盤のまったりムードの中、楽しい話で盛り上がって19:50頃にごちそうさまをします。この日は梅3つで大満足。嬉しい幸せのお裾分けをいただいて、ニンマリ顔でお店をあとにしたのでした。
(つづく)

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2009/03/03
(続き)
きらりを出ると、雨が雪に変わっていました。電車が止まる前に帰った方が良さそうですね、ということで雪の小田原をてくてくと駅の方向へ向かい、10分ほどで駅に着いて小田急の切符売り場に行くと、ちょうど19:42の向ヶ丘遊園に停車するロマンスカーがあったので指定席券を購入します。この時、時刻は19時ちょっと前。30分1本勝負でもう1軒行きますか、ということで再び雪の小田原に戻り、向かったお店はCOOというカフェダイニングです。

こちらも泥酔院さんの行きつけのお店、女性がひとりで切り盛りされています。カウンターに腰掛け、雪の中歩いて冷えた体を温めましょうか、ということで芋焼酎のお湯割りをお願いすると、お店の方が「しっかりがいいですか?さっぱりがいいですか?」と。しっかりのほうをお願いすると、「阿多」という芋焼酎を出してくれました。



「どうですか?芋っぽいでしょ」とお店の方がにっこりと声をかけてくれます。癒されますね。さすが泥酔院さん、いいお店をたくさんご存じです。



アテには、もやしのピリ辛炒めをいただきました。さっとフライパンで手際よく作ってくれる1品。なかなか美味しいです。



取り皿はハート形。高いカウンターから店内を見下ろすと、お洒落な感じの店内はそこそこ広いのですが、さすがに雪のためかお客さんはカウンターのわれわれと先客の1名さんのみ。泥酔院さんといろんな話で盛り上がっていると、気が付いたら19:30になっていました。おっと、お先に失礼しますとお店をあたふたとあとにします。

雪の降る中、急いで小田原駅へ戻り、小田急改札前の売店でお酒とアテを買い込んでロマンスカーに乗り込んだのは19:40。発車2分前でした。



指定した席は、かぶりつき席ながら進行方向とは逆の最後尾車両。雪見酒と洒落込みます。ところが、後ろ向きに進む景色を眺めながらのお酒は結構まわります。



鶴巻温泉を過ぎる頃には、雪が雨に変わっていました。何とか1本目の氷結をやっつけますが、結局買い込んだ小田原の地酒には手が付けられず。心配された運行状況も、遅延無く予定通りに向ヶ丘遊園に到着し、急行電車に乗り換えて成城学園まで。そこからバスに乗って、順調に帰宅したのでした。
(おわり)

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2009/03/03
(続き)
柳家を出て、雨の降る小田原の街をてくてくと。地元の泥酔院さんに引率してもらって、次に向かったのはこちらも泥酔院さんのいきつけ「きらり」です。



泥酔院さんが、昨年100回以上通ったというこのお店。近々閉店してしまうとお聞きして、無くなる前に是非1度お邪魔したいと思っていたのでした。2階に上がる階段の上には渋い提灯が、そして入り口脇には緑色のちょっとポップな立て看が待ち受けてくれています。



こちらは若くてお美しい女将さんが、ひとりで切り盛りするお店。小料理屋を思わせるお店の入り口を入ると、カウンター5席と、小上がりの1席の小さなお店です。カウンターの中から「●さん、いらっしゃいませ」と女将さんが、そしてカウンターにいらっしゃる先客のおふたりさんも泥酔院さんと親しげに挨拶をされてます。カウンターにお邪魔し、注文はこちらでも泥酔院さんにお任せ。飲み物は泥酔院さんのキープキンミヤのご相伴にあずかり、炭酸とレモンでいただきます。



このレモン、ミカンのような味わいで酸っぱくないのです。キンカンサワーのような味わいですね。すいすいと呑めちゃいます。カウンターの中では、女将さんがテキパキとわれわれのお通しを用意してくれています。



立派なお通しです。朝採れのブロッコリは濃厚な味わい。衣かつぎに、すき焼きの小さいお皿も美味しいです。途中、もうひとり常連さんがいらっしゃって、カウンターが満席に。女将さんを中心に、楽しい話題で盛り上がります。こちらのお店を閉めてしまうのは、はす向かいで営業するお店の店主さんと一緒に、茅ヶ崎で新しいお店を開くからということ。女将さん目当てに通った常連さんも、恋破れてなおエールを送るといった感じです。



追加したアテは、立派なふきのとうとアシタバの天ぷらです。これがまた揚げたてうまうま。素材にこだわって、愛情を注いで作られた料理はどれも美味しいですね。



小上がりには昔ながらの石油ストーブが。燗酒はこのストーブのヤカンで湯煎されます。なんだかのんびりした時間が過ぎていく中、酎ハイを3杯いただいてごちそうさま。1時間20分ほどの滞在で、お会計は2人で3,000円ちょうどでした。茅ヶ崎のお店にも是非お邪魔します、と女将さんに挨拶をして、お店をあとにしたのでした。
(つづく)

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2009/03/03
静岡での所用を終え東京に戻るこの日、小田原通過は午後16時頃の見込み。それではと小田原在住の酒友、泥酔院さんに小田原をご案内いただくことになりました。用事が思ったより早めに終わり、小田原到着が15時過ぎに。すると泥酔院さん、午後のお仕事をお休みして駆けつけてくれました。申し訳ございません。雨がしょぼしょぼと降る中、1軒目のお店へ小田原駅から歩いて向かいます。お店への到着は16:15。排気口から煙が濛々と上がってます。



こちらのお店は、焼き物が16時からとのこと。ちょうどいい時間に到着です。お店に入ると、先客のお客さんがカウンターの奥に1名。われわれは左手前のテーブル席に着席し、まずはホッピーをいただきます。



カウンターの中では店主が黙々と焼き物を焼いています。味わいのある店内を見回すと、カウンターと細長いテーブル席が4つほど、それに奥には小上がりと、思っていたより大箱な感じです。カウンターにはゆで落花生の文字もありますね。ここは泥酔院さんに注文をお任せして、ホッピーで乾杯です。



ホッピービバレッジの社長さんが赤坂から小田原まで飲みに通ったという、伝説のホッピー。旨いです。何となく横須賀の銀次でいただいたホッピーを思い出しました。ジョッキに付く泡は河本のホッピーに通ずるところもあるかと。泥酔院さんによると、こちらの焼酎はキンミヤとのことなのですが、どうやら25度と20度を混ぜているのではないか、とのこと。なるほど、フクザツですね。お店の奥から女将さんも出てきて、最初のおかずがやってきました。



メニューには「ハイヒール」と。なるほど、豚足ですね。ニンニクの効いた味噌だれも旨いです。ごりごりと豚足をかぶりつきながら、ホッピーをぐびり。旨い。



お次は特製カシラニンニクです。ほろほろのカシラ肉は、串を打たずに焼いてあります。これまた旨い。ホッピーが進みます。もう1杯いきましょう。



カシラに添えられたキャベツは、味噌を付けていただきます。カシラに味噌を付けても美味しいですが、特製ニンニクダレが美味しくて付けなくても美味しいですね。まさにホッピーにぴったりのアテです。



テレビではこの日の夕方から雪になると。電車が止まったら大変ですね、何て話をしながらホッピーを呑み干してごちそうさま。45分ほどの滞在で、お会計は2人で3,000円でした。



念願の小田原の名店柳屋に来ることができて、満足満足。雨の降る中、お店をあとにしたのでした。
(つづく)

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2009/03/01
ボクの実家の隣の隣の市、三島市は知る人ぞ知る鰻のお店が多い町。せっかく実家に帰ってきているので、三島まで鰻を食べに行くことにしました。数あるお店の中、この日行ったお店は駅から少し離れたところにある「うなよし」です。観光バスも入ることができる大きな駐車場に、交通整理の警備員までいます。そして駐車場には県外ナンバーがほとんどです。



車の運転は家人に任せ、ボクは呑む気マンマン。お店に入るとお待ちのお客さんがおふたり。13時過ぎだったのでピークを過ぎていたのかと思いきや、あとからあとからお客さんがいらっしゃって入りきれないくらい。タイミングが良かったようです。10分ちょっとの待ちで席に座ることができました。「うなぎ丼」の並(2,100円)を注文し、瓶ビール(中、630円)と肝を注文すると「うちのは佃煮です」と。確かにメニューには肝焼きはありません。



「きも佃煮」(380円)。これは旨い。鰻丼が来るまでゆるゆると呑みましょうか、と構えていると、15分ほどで鰻丼が来てしまいました。



こちらの鰻丼は並が鰻1匹分で2,100円、上が鰻1.5匹分で2,950円、特上は2匹分で4,000円。単純に鰻の量で変わるのですが、1度、8年ほど前に来た時に特上にチャレンジしたら、これがまたとんでもない量で悪戦苦闘したのでした。並で十分お腹がいっぱい。ビールも空いてしまって、鰻丼もほとんど食べ終わった頃、肝の佃煮が結構残っていたので燗酒(400円)を追加することに。



ホントは肝で燗酒をやりはじめ、お酒が半分くらい残っている頃に丼が出てくるのが良かったのですが、まあいいでしょう。それでもドライバーを待たせてゆるゆると呑んでいるのも悪いので、急いでやっつけてごちそうさまをします。



あとからあとからお客さんがやってくるお店。それでも鰻丼が出てくるのが早いので、割と回転がいいです。予約すると2階の座敷になるようですが、席料が1人100円かかるとのこと。大人数で来る場合は予約した方が無難なようです。ちなみにうなよしは駅に近い方にもあるようですが、両者は互いが元祖を主張しているとのことで、どうやらフクザツな関係のようです。地元の人も、好みによって「俺はこのお店」というのがあるとか。ボクも三島が鰻で有名と知ったのは10年ほど前だったのですが、いろいろあるんだなあ、と思いつつ三島をあとにしたのでした。

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2009/02/28
(続き)
19:38に寿屋をあとにし、焼津駅へ向かってコインロッカーの荷物を取り出し、静岡行きの電車に乗り込みます。ちょうど乗った電車は静岡止まり。これは寄るしかないでしょう、ということで静岡駅上りホームの立ち飲みコーナーに向かいます。燗酒をもらって、アテにはおでんのちくわぶ、玉子をもらうことにしました。



次の上り電車を待つ乗客が多い中、そんな様子を遠目で眺めながら燗酒をぐびり。このお酒が美味しいんですよね。



店員のおかあさんにお聞きしたところ、立ち退きなどのお話は出てきていないそうです。浜松も沼津も閉めてしまって、唯一残った静岡駅立ち呑みコーナー。いつまでも残って欲しいですねえ、と言いながらおでんをやっつけてごちそうさま。ちょうどやってきた上りの三島行きに乗り込んで、実家のある富士に向かったのでした。
(おわり)

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2009/02/28
(続き)
新蒲原で再び東海道線の下り電車に乗り込み、次に向かったのは焼津の寿屋です。焼津への到着は18:15頃。駅のコインロッカーに荷物を預け、身軽になって南口の商店街を歩きます。地図は持っていなかったのですが、約1年前に来た時に彷徨ったおかげでバッチリ1発で到着しました。



時刻は18:30。変わらぬ佇まいにホッとしながら、暖簾を書き分けお店に入ります。入って右側の厨房で「いらっしゃい、どうぞ」と店主の優しい声が心地よく響く中、左側に2つあるテーブル席には手前にご夫婦が、前回ボクがお邪魔した向こう側の席には男性おひとりがいらっしゃいます。どうしようか迷っていると、ご主人が「どちらでもお好きなところへ。そちらでもいいですよ」と右奥の小上がりを薦めてくれました。それではと、靴を脱いで小上がりにお邪魔します。テーブルに小さなホワイトボードを持ってきてくれて「今日はこんなんでやってます」とご主人。燗酒をお願いして、しばらくメニューを眺め何をいただこうか悩みます。「鮪さしみ」「鮟鱇」「蛸」「おでん」「へそみそ煮」「太刀塩焼き」「バイ貝」「のどぐろ煮魚」「太刀フライ」と並びますが、悩んだ結果鮪をいただくことに。ご主人が氷冷式の冷蔵庫から鮪の短冊を取り出し、丁寧に包丁を引いてくれてます。



燗酒を呑みながらそんな様子を眺めます。前回お邪魔した時にも感心したのですが、店内は趣のある古い造りながら手入れが行き届いていてとっても綺麗。しみじみと店内を見回していると、刺身が出来上がってきました。



綺麗な霜降りの大トロの部分もあります。お味のほうは、これがまたとろっとろで、濃厚な味わいのマグロのお刺身です。これは旨い。お酒が進みます。燗酒をおかわり。



テーブル席の常連さんは、電気コンロの上にお皿を乗せて温めながら召し上がってます。どうやらこれがおでんのようですね。これも気になりますが、マグロのお刺身が結構ボリュームがあります。ツマがオニオンスライスなのも嬉しいですね。いいアテになります。とてもボリュームたっぷりなおでんには手がとどきそうにありません。燗酒をもう1本もらっちゃいます。



こちらでは藤枝の杉錦のお酒をお使いとのこと。注文の都度ご主人が湯煎して燗付けしてくれて、「いかがですか」と温度を気にしてくれます。何気ない気遣いも温かいですね。それに駅から離れた立地からか、何とも心地の良い静寂に包まれています。何だかこのまま、このお店に染み込んでいってしまいそうな感覚になりながら、ゆるゆるとお猪口を傾けます。



入り口そばのご夫婦は、どなたかのご紹介でいらっしゃったようで、このお店をとっても気に入ったご様子。あとからもうひとかたいらっしゃったお客さんは、常連さんのようで先客の常連さんともおなじみの様子。お隣に着席されました。そしてボクは3本目のお酒が空き、そろそろごちそうさまをすることに。するとご主人、前回お邪魔した時に忘れた、2008年のカレンダーが入った手提げを持ってきてくれました。てっきり静岡駅のトイレに忘れてきたと思っていた、2008年のカレンダー。1年以上も、ずっととっておいていただいたようです。いやはや、申し訳ありません。ご主人に「またいらしてください」と見送っていただいて、お店をあとにします。



1時間とちょっとの滞在。お会計はいくらだったかすっかり失念ですが、まさにプライスレスなひとときでした。幸せな気分で、焼津駅へ向けて歩き始めたのでした。
(つづく)

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2009/02/28
この週末、所用のため富士市の実家へ帰ることに。となれば静岡の酒場へ足を伸ばそう、ということで富士をスルーして向かったのは新蒲原です。16時の口開け目指して新蒲原への到着は15:50頃。曇りの寒空、駅のベンチで時間を潰して、15:55頃にお店に向かうと暖簾が出てました。



ガラガラと中にはいると、店主がにこやかに迎えてくれます。口開けの客となりカウンターの席へ座ります。ご主人に「今日は寒いですねえ」と声をかけ、燗酒(230円)をもらいながらメニューを眺めます。



「カレーもつ」(400円)も気になりますが、その下の「イルカもつ」(260円)を見つけて思わずご主人に「イルカのもつってどんなのですか?」と尋ねると、「イルカの内臓っていうか、臓物を煮込んだものです」と。味については触れられなかったのが気になりますが、勇気を出してお願いすることにしました。



燗酒を啜っていると徐々に常連さん達が集まり始め、ボクの向かい側に4人ほど並んで着席されるたびに、みなさん口々に「今日は寒いねえ」とご主人と挨拶をされてます。飲み物はみなさん決まっているようで、何も言わなくても焼酎と緑茶などが出てきます。そしてボクのところにもイルカもつがやってきました。



静岡おでんにかかっているような魚の削り粉がまぶしてあります。宇ち多゛でよくいただく豚の部位でいうところの、レバやフワのところが多いようですが、ガツのような形状のものも。いろいろな部位が入っているようですね。味付けは薄めなのですが、何というかコクがあるというか。それに、食べていくうちに何だか体がぽっぽと温かくなっていくようです。お酒もおかわり。



常連さんのおひとりが注文されたカレーもつに何気なく目をやると、煮込んだカレーの中にモツが入っていて、その上にオニオンスライスがたくさんのってます。うーん、これももらおうか迷いますが、イルカもつが結構食べ応えあってちょっとヘビーかな、と思っていると他のお客さんが「水かけ菜ちょうだい」と注文するとそのお隣さんが「おれもねー」と。こりゃいいタイミングと思い「ボクもお願いします」と便乗注文です。



黒板には「白糸の水かけ菜」(200円)とあります。この辺で白糸といえば、富士宮の白糸の滝のことでしょう。ひとくち食べてみると、野沢菜のような味わい。野沢菜より塩っ気が薄くて、ボク好みです。こりゃいいですね。お酒を3杯目をもらうと、ちょうど燗つけ機の1升瓶が空いたようで、新しくセッティングしているところを見ると、燗酒に使われているのは「越の影虎」という銘柄のようです。燗酒をちびちびと、テレビを何となく眺めながら水かけ菜をつつきます。ゆるゆると時間が過ぎていく土曜午後。常連さんたちの会話をBGMに、燗酒とイルカもつで体がほてってきました。17時を過ぎた頃、3杯目のお酒を呑み干しごちそうさまをします。



1時間ちょっとの滞在でお会計は1,210円でした。ボク以外にいらっしゃったお客さんは、みなさん顔なじみの地元の方々。そんな憩いの場にお邪魔させてもらって、心も体も温まって新蒲原の駅に向かったのでした。
(つづく)

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2009/02/27
(続き)
ブラックネストを出て、雑居ビルの1階へ降りて入ったのはみこしです。立ち呑みのこのお店、なおとんさんはすっかり常連さんになっているようです。注文したのはみんな下町ハイボール。サワー類はほとんどが250円という安さです。



キャッシュオンデリバリのこのお店、みんなで1,000円ずつお皿に投入します。アテはどれも200円、250円、300円と安いですね。なおとんさんチョイスのおかずは、カレールー。



そしてメンチ卵とじ



どちらも美味しいです。そして時刻は22:40頃、ミスタースリムさんがそろそろ帰りましょう、ということでハイボールを呑み干してごちそうさまをしました。雨がパラつく中、高砂駅へ戻ってちょうどやってきた押上線へ入る京成電車に乗車。日暮里乗り換えのミスタースリムさんと高砂駅で別れ、真っ直ぐ帰宅したのでした。
(おわり)

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2009/02/27
京成立石の青砥方面ホームへ。ミスタースリムさんと、立石様のレプリカを拝むことにしました。



そうこうしているうちにやってきた電車に乗り込み、向かったのは高砂です。葛飾に引っ越しされて、宇ち入り後に高砂のみこしで呑むのが定番になったというなおとんさん。みこしにお誘いいただいたのですが、高砂なら是非いってみたいと思っていたお店があるのです。みこしをスルーして雑居ビルの2階へ。2階にあるみこしの座れるお店には入らず、向かったドアは反対側のこちらです。



ブラックネスト。ワイタベさんのページで何度か拝見し、かねがね行ってみたいと思っていたのでした。高砂には美女が切り盛りするお店がいくつもあって、そのうちの筆頭的なお店とのこと。3人のわれわれは、ちょうど4席のうち1席がコーナーの出っ張りで狭くなっているところに収まります。注文したのはジントニック。



お通しはイカ大根。フォークでいただきます。何とも不思議で、なおとんさんが「まさに洋風居酒屋だね」と。なるほど、雰囲気が洋風でアテは和風、という感じでしょうか。



カウンターもバックバーの雰囲気も素敵です。それに何より、若くて綺麗なおねえさん達がテキパキとサーブしてくれます。歩く酒場データベースKさんに、題名「高砂」本文「ブラックネスト」と暗号のようなメールを出すと、すぐに「向かいます」と返事が。ちょうどご夫婦で帰宅途中だったようで、すぐにおふたりで到着されます。入り口よりのソファー席に移動して、5人で改めて乾杯。ボクはグレープフルーツサワーをいただきます。



ピザにソーセージ。そしてこのあと、カマンベールフライはサービスでいただいちゃいました。ありがとうございます。1時間半ほどゆっくりくつろいでごちそうさま。お会計の時に、ママさんが「しばらく休業になるんですよ」と。何でも、調理人さんがお辞めになるそうで、それでしばらく休業状態にはいるそうです。たまたま行った時が休業前とは、なんとグッドタイミング。



帰り際、入り口まで出てきてご挨拶してくれました。アットホームな地元密着型のこのお店。復活の日を楽しみに、次のお店へ向かったのでした。
(つづく)

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2009/02/27
宇ち多゛を出てミスタースリムさん、なおとんさん、えいめんさんと4人で次に向かったのは二毛作です。店長、日高さんのいとこのヒロ君が、どうやらお店をやめてしまうらしいという噂があり、それではとみんなで行くことにしたのでした。そういえばお店のブログで、店員さんの急募の告知がありましたねえ、何て話しながらお店に行くと、ちょうどテーブル席が空いたようで、そちらにお邪魔します。えいめんさんが店員の西村さんと「燗酒で旨いのありますか」と話をされていて、ボクもそれを便乗でいただくことにしました。



福岡は久留米の酒蔵、旭菊の純米古酒。「8BY古酒」とありますが、何を意味するのかはよく分かりません。飲みくちはとろっとした感じで、ミリンの若いのって感じの黄色い色が付いてます。これがまたコクがあって、旨いですね。体が温まります。防寒用のビニールテントの向こうに、仕事を終えたあんちゃんを発見。



目線でこちらを軽くいじってきますね。われわれもイイ感じて酔っぱらいなので、いじりで応戦します。



店員の西村さん。オリエンタルラジオのひとに似てますよねえ、なんてずっとその話をしてますね。そして燗酒を呑み干して、ごちそうさまをすることに。お会計はおひとり700円。おかずもいただかず、飲み物だけでスミマセン。



あんちゃんが荷物を持って戻ってきました。店長の日高さん、そのおかあさんも出ていらして、しばしみんなで談笑したあと、えいめんさんとはここでさようなら。ミスタースリムさん、なおとんさんと3人で京成立石の駅に向かったのでした。
(つづく)

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2009/02/27
金曜日のこの日は、中央線沿線が地元でいちど石松でご一緒した、ミスタースリムさんと宇ち入りのお約束の日。帰り際に仕事がバタバタと忙しくなりますが、えいやっと途中状態で切り上げてしまいます。ダッシュで新橋駅へ向かうと、どうやらダイヤが乱れている様子。結局いつもより10分近く遅くなっての到着でした。京成立石のホームでお待ちいただいたミスタースリムさんと合流し、お店に向かうと数分の待ちで二の字どん尻が空いて、入れ替わりで2人入ります。鍋前にはW/Kさんがいらっしゃいますね。梅割りをもらいながらあんちゃんが「硬いのあるよ」と。2本お酢入れてもらって、煮込みももらいます。



コブクロ硬いのを串から外そうとしますが断念。コブクロをひとくちミスタースリムさん。「美味しい!」と感激のご様子で何よりです。この時間にコブクロ硬いのがいただけるのは、かなりラッキー。もひとつ生をいただきましょう、ということでアブラ多いのとレバ1本ずつお酢をいただきます。どうやら注文のタイミングが悪かったようですが、向こう側のそうさんがボクの注文を拾ってくれました。



われわれの向かい側によすさんが到着。お久しぶりのご挨拶です。そして左隣、右隣とごそっと空いて、奥のそうさん席にいらっしゃったなおとんさんが移動。そしてちょうどえいめんさん到着でボクの右隣に着席されます。あっという間に大集合。ミスタースリムさんはみなさんとはお初で自己紹介モードになります。梅割りもおかわり。



きりりとよく冷えていて、旨いですねえ。某SNSの日記を拝見する限りでは、かなりの大食漢と思しきミスタースリムさん。どんどん食べましょうね、ということで追加注文。アブラ多いのたれを注文します。



アブラ多いのがまたたまりません。とろっとろです。これはアブラ多いのをもういっちょいっちゃいましょう、ということで素焼き若焼きお酢でいただきます。



これまたアブラのおおいところばかり。とろんとろんです。若焼きなのがまたいいですね。それじゃということで、レバ塩のうんと若焼きもいただくことに。梅も3つ目いっちゃいます。



さきっちょのところに、生のところがぷるるんと見えているところがまたセクシーですね。これまたたまりません。そして19:35頃、そろそろ焼き台の火を落としにかかっているところに、シロたれをお願いします。



火を落としているので、普通に焼いても若焼き加減。でも普通の若焼きとはまたちょっと違って、炭焼きの香りが染み込んでいる感じ。旨いです。そしてそろそろお客さんも退き始め、われわれもお勘定をしてもらいます。この日は梅3つで大満足。



仲見世商店街のアーケードには、桜の造花が吊されていました。まだまだ寒いのですが、そろそろお花見のことも考えてもいい季節になってきました。また花見をしましょうね、といいながら次のお店に向かったのでした。
(つづく)

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2009/02/25
(続き)
世田谷駅入口のバス停でももさんとなおとんさんを見送り、ひとり世田谷通りをてくてくと。結構酔っぱらっていたのですが、やっぱり寄っちゃいました、サイゼリヤ。



空いている店内。22時過ぎているのですが、高校生らしき団体さんもいたりします。少しそこから離れたところに座り、ワインを注文。アテにはピザ、そしてほうれん草ソテーももらいます。



ワインの盛りはまあまあといったところでしょうか。そしておかずもやってきました。



ピザは8等分に切ってからいただきます。半分ほど食べたところでまたパチリ。



この時期仕事が忙しくて、前日はタクシー帰り。ちょっと疲れたなあと思ったその一瞬、瞬きをしたのかと思って、目を開けたらこの写真と同じ映像が目の前に。ところがピザがカピカピに乾いています。時計を見ると日付が変わっているではないですか。どうやら1時間半以上も眠ってしまっていたようです。この間、ホント一瞬。眠っていたと解るまで、しばらく時間がかかりましたが、解った直後、がっくりと大ショック。歩いて帰る気力が起きず、連日のタクシー帰りとなってしまったのでした。
(おわり)

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2009/02/25
この日の5日前の金曜日はももたまなさんの誕生日。お祝いに、酒の高橋の鍋を食べましょうということに。そして日程調整できたのがこの日。お店は予約ができないので、万が一いっぱいだった場合は致命傷になってしまいます。ボクは18時に仕事を終えて、頑張っても18:50頃になってしまいます。ご一緒するなおとんさんが、お仕事を調整付けていただいて、早めに現地入りしてくれたのでした。小上がりゲットのお知らせに安心して、それでも精一杯急いで現地への到着は18:43。



お店に入ると、なおとんさんは入り口そばの小上がりにいらっしゃいます。ポテサラ、3品盛りとビールでゆるゆるとお待ちいただいていたご様子。どうもすみませんと上がり、ボクもビールをもらうことにします。



お通し(200円)は八頭(やつがしら)。里芋のような食感で、甘くて美味しいですね。ビールも空いて、豆乳割りをいただきます。



けいちゃんちのご実家の豆腐屋さんで作られた豆乳。美味しいです。そしてももさんは19:20頃到着。誕生日おめでとうと乾杯して、おかずも追加します。



おしんこにニラ玉。豆乳も終わってしまい、ホッピーにシフトです。



白と黒を1本ずつもらいます。そして20時を過ぎた頃、そろそろいきましょうか、ということで鍋を注文。白子と牡蠣を1人前ずつ、1つの鍋でお願いします。



凄い迫力。ボリュームたっぷりの白子と牡蠣が溢れんばかりです。何ともエキサイティングな鍋。素晴らしい。10分ほどでこんな感じに。



ももさんは「たらちりなべ」も気になっていたようですが、この味噌味も気に入ってくれたようで何より何より。美味しく鍋も平らげて、キンミヤ一升瓶も空いてしまいました。もう1本入れましょう。



いいペースで呑んで、結構酔っぱらいに。美味しくいただいて、21:45頃ごちそうさまをしました。たくさん呑んで食べて、焼酎も1本入れて、お会計は3人で10,810円でした。



お店を出て、世田谷通りからバスに乗るなおとんさんとももさんを見送り、てくてくと世田谷通りを歩いて帰ったのでした。
(つづく)

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