吉野山の鐘の音の歌:斎藤茂吉の短歌 2011年11月07日 23時59分59秒 | 斎藤茂吉の短歌を読む 短歌の批評の言葉に「付きすぎ」というのを僕らはよく使う。二つのものの関係が密着し過ぎている、組み合わせが常識的ということ。「吉野」と「桜」がそれに当たるでしょう。西行を始め「吉野」「桜」「雪」は秀歌が多くあるとともに、詠いつくされたという感もあります。そこで斎藤茂吉は工夫したようです。工夫と言うより、作者独自の発見と言った方が正確かもしれません。・・・ . . . 本文を読む