『短歌』編集部から原稿依頼が届いた。短歌作品の新作7首が依頼内容。初めてではないが、何を寄稿するか迷う。作品は手許にたくさんある。その中で何を寄稿するかだ。 ・心理詠:これは今まで寄稿したことがある。 ・社会詠:これはさんざん実験済みで、すでに刊行した歌集にも収録してある。 ここは新機軸を発表したい。そこで、ここ数年で到達した「明星派」では見られない「相聞」を寄稿することに決めた。『星座&al . . . 本文を読む
『短歌』2021年6月号の寄稿した。歌書の書評である。 塩川治子著『歌人番外列伝・異色歌人逍遥』短歌研究社刊 特徴のある一冊。職業歌人以外の著名人の短歌作品を紹介している。小説家であり詩人の石牟礼道子。理論物理学者の湯川秀樹。知の巨人と呼ばれ、九条の会の発起人の加藤周一。『青鞜』を発刊・「新日本婦人の会」の創立に加わった平塚らいてう。詩人の高村光太郎。政治家の尾崎咢堂。など。 それぞれ特徴のある作 . . . 本文を読む
コロナの終息の見通しが立たない。かまくら歌会:は今回もネット歌会だった。 出詠者17人。その一人ひとりの作品を批評し合った。 僕の批評。 「余剰があり説明になっていないか」「実感があり実景が浮かぶ」 「実感のある作品だがもっとふかくならないか」「場所の具体が必要」 「音感、語感が悪い」「季節感、実感がある」「助動詞の誤用」 「オリンピック歌はすぐに色あせるので独自性が必要」 「実感がある作品だか . . . 本文を読む
政府は、コロナ対策の不評で浮足立つなか、デジタル庁創設に向けた法整備に躍起になっている。中心にあるのは、地方自治体などが集めた個人情報も含めた国民一人ひとりの情報を政府に一元化し、併行して多くの個人情報をマイナンバーカードに紐づけ、行政を効率化するとともに、企業などの使い勝手もよくして産業振興の資源として使おうという狙いのようだ。 ちょっと待って欲しい、たしかに政府のコロナ対策は失政つづきだった . . . 本文を読む
ミャンマー在住の日本人ジャーナリスト・北角祐樹氏は自宅で治安当局に逮捕された。 彼はヤンゴンの悪名高きインセイン刑務所に移送されたと伝えられている。 我々は、ミャンマー軍に対し、自国民に対する暴力行為を直ちに停止し、拘束されている平和的な抗議者を即時かつ無条件に刑務所から釈放するように求める。 我々は、表現の自由を求め、ミャンマー国内外のジャーナリストや記者の保護を求める。 我々は、日本政府およ . . . 本文を読む
昨夕、ミャンマーで取材活動中の北角祐樹氏が治安当局に拘束されたと伝えられた.同氏は、今年2月の国軍クーデター以後のミャンマー情勢を現地で取材・報道し続け、国際的にも高く評価されてきたジャーナリストである。 国軍クーデターは、近年、ようやく軌道に乗り始めたミャンマーの民主化プロセスを暴力的に逆行させている。報道機関は次々閉鎖され、市民の自由な言論活動も禁圧された。国軍の発砲によってすでに800名も . . . 本文を読む
今月10日以来、パレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルとパレスチナとの戦闘が激しさを増している。背景には、長年にわたってパレスチナ人の生存権を暴力的に制約してきたイスラエルの姿勢があることは論をまたない。 この間の報道は、質量ともに圧倒的なイスラエル発と、かろうじてソーシャルネットワーク等を通じて発信されるガザ住民発のものもあるが、こうした非対称性を是正し、現実を伝えてきたのがガザ地区内のAP通 . . . 本文を読む
日本ペンクラブ声明「東京2020組織委員会は報道統制をしてはならない」 【またか!】 東京2020組織委員会がまた問題を起こしている。今度は週刊文春が開会式の内容を報じたことに対して、販売中止・回収・オンライン記事の削除を求め、さらに毎日新聞が非常識な高額日当を基準に会場運営費を算定しているのではないかと、と報じたことに抗議し謝罪・訂正を求めている。 国立競技場デザイン変更やエンブレム盗用問題から . . . 本文を読む