天童大人プロデュース「詩人の聲」。2014年3月は、四人の詩人の「聲」を聞きました。それぞれ作風も読み方も違う四人でした。 . . . 本文を読む
講談社現代新書に、「新書東洋史」というシリーズがあります。その第10巻が「朝鮮史」です。このシリーズは世界史の概説として読み応えがあります。ここでは、日本と関係の深い「朝鮮史」を紹介しましょう。 . . . 本文を読む
軍人歌人として知られる斎藤瀏。戦前の歌壇を、大きくファシズムの方へ転換させ、戦後には公職追放になりました。2・26事件の実行犯でもあります。その斎藤劉が、自らの心情を、幕末の尊王攘夷の志士になぞらえた歌があります。各種のアンソロジーでは紹介されないので、ここで紹介したいと思います。 . . . 本文を読む
北海道の観光名所の層雲峡。ダイナミックな景観で知られています。斎藤茂吉も50歳の時に訪れています。かなりの数の連作ですが、佐藤佐太郎の「茂吉秀歌」と塚本邦雄の「茂吉秀歌・つゆじも~石泉」とを世も比べると、興味深いことが浮かび上がります。 . . . 本文を読む
「はだしのゲン」が、教育委員会によって、生徒から隔離されしかも、読んだ生徒の追跡調査と特別な指導が行われるという、耳を疑う様な事態が、発生しました。理由は「差別的、暴力的な表現が多い」とのこと。しかしそれは歴史に真向かうのを避けた愚かな判断だと思います。戦前は「暴力的、差別的」な時代だったからです。 . . . 本文を読む
「写実派」と言うと、「事実をそのまま短歌にする」と考えられがちですが、本当にそうでしょうか。土屋文明の「写生」は「客観写生」と言ってもいいのですが、土屋文明のみが「写生・写実派」ではありません。そんな作品を佐藤佐太郎の作品に見つけました。 . . . 本文を読む