「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と言われた大井川。この川は静岡県のほぼ中央を流れ、その昔は、遠江の国(とうとうみ=静岡県西部)と駿河の国(=静岡県東部)の国境でした。その大井川が駿河湾へ注ぐ河口で佐藤佐太郎が歌を詠んでいます。それは、・・・。 . . . 本文を読む
戦後の「アララギ」中心だった土屋文明。終戦の年の6月には群馬県吾妻郡に疎開します。ここで数年間を過ごし、おりおり上京しては「アララギ」復刊と再建に取り組みます。その時代の一首。人口に膾炙した短歌作品です。 . . . 本文を読む
NHK の大河ドラマ「江(ごう)」が終わりました。そこで歴史ドラマと「歴史認識」について考えてみたいと思います。最終的には「日本の近代をどう見るか」「近代短歌の時代背景をどう見るか」の話です。・・・ . . . 本文を読む
写真の場合シャッターチャンスというのがあります。短歌も同じように、切り取るべき一瞬があります。短歌を詠む人間にとっては幸運なことですが、佐太郎の短歌にもそういう作品があります。・・・ . . . 本文を読む
このブログの記事には、毎日のように岡井隆の名が出てきます。「カテゴリー:作家・小論」は世を去った歌人を対象にしているのですが、ここでは特別に取り上げたいと思います。「未来」に所属していないのに、なぜ岡井隆にこだわるか。「体験的『岡井隆私論』」です。 . . . 本文を読む
以前、知り合いの人に「短歌結社にはいるメリットは何か」と尋ねられたことがあります。「メリット」なんて考えたことはありませんでしたが、4つばかりあげました。それから何年経ったでしょうか。言い忘れたことがひとつあります。それは・・・。 . . . 本文を読む
北杜夫。斎藤茂吉の次男ですが、その北杜夫が高校2年・3年の時(昭和20年~22年)に茂吉の影響を受けて短歌を作っていました。それが1982年(昭和56年)に歌集にまとめられました。これがなかなか面白いもので。・・・ . . . 本文を読む