岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

第一歌集の巻頭歌:齊藤茂吉「赤光」

2009年10月31日 21時12分29秒 | 斎藤茂吉の短歌を読む
齊藤茂吉の第一歌集「赤光」は何度か版を重ねています。そのたびに改作、作品の入れ替え、並び変えなどが行われています。文壇からも注目を浴びただけに、改良していったのでしょう。ここでは、「齊藤茂吉全集第一巻」に掲載されている初版ものをとりあげることにします。・・・ . . . 本文を読む

皇帝ペンギンの歌:塚本邦雄の短歌

2009年10月19日 21時11分57秒 | 私が選んだ近現代の短歌
この記事の作品は塚本邦雄の代表作のひとつです。「斎藤茂吉と塚本邦雄(1)(2)」の記事 <カテゴリー「斎藤茂吉の短歌を読む」> にも書きましたが、塚本邦雄の作品には強烈な寓意があります。その特徴をよくあらわした一首だとも言えると僕は思います。 . . . 本文を読む

短歌の歌会(批評会)というもの

2009年10月06日 22時23分58秒 | 私の短歌論
僕は三つの歌会(批評会)に出席しています。そのうちの二つは講師として。僕自身がブログを開設して90日余り。ひとりで短歌を作ったり、ブログに発表するだけとはかなり違っていることが分かって来ました。それは・・・(「運河の会」の歌会の具体的なことは、< カテゴリー「運河の会と星座の会」 >をクリックしてください) . . . 本文を読む

第3回順徳院記念現代百人一首に入選しました

2009年10月05日 23時59分59秒 | 岩田亨の作品紹介
「日本現代百人一首振興会」主催の「順徳院記念現代百人一首」に入選しました。入選通知は7月に届いたのですが、発表は10月でしたので今まで記事にしませんでしたが、先日、作品集が届きましたので本ブログでご紹介します。(過去の他の作品は、 <カテゴリー「短歌自註」 >をクリックしてください。) ・・・ . . . 本文を読む

早稲田大学の4年間と僕の短歌

2009年10月04日 17時41分42秒 | 大学の学問と僕の文芸
大学での学問は、授業だでけではありません。「独学者ないしは独学者に近い環境にある人々には、切磋琢磨の機会が恵まれない。・・人間的にも、偏狭な、頑固な人間になってしまうことになる。」と書き残したのは写真家の土門拳だったでしょうか。その辺のお話です。・・・ . . . 本文を読む

大学の4年間の授業と僕の短歌

2009年10月03日 18時18分32秒 | 大学の学問と僕の文芸
大学を卒業して30年になります。高校の3年間が僕の文芸に大きく影響していることは、カテゴリー<多摩高20期同窓会>をクリックしてお読み頂きたいのですが、大学の4年間からもさまざまな影響をうけました。高校で受けたものとはかなり質が違うのですが、先ずは授業のお話から・・・。 . . . 本文を読む

佐藤佐太郎の老境の歌(20世紀梨・珈琲・蛇崩坂)

2009年10月02日 22時15分37秒 | 佐藤佐太郎の短歌を読む
人間は誰でも老います。「歳を重ねる」といった方がいいかも知れません。「老いる」よりも人間として成熟するという感じがします。佐藤佐太郎も例外ではありませんでした。そういう時にどういう作品を残せるか。一つの試金石だと思います。・・・ . . . 本文を読む