齊藤茂吉の第一歌集「赤光」は何度か版を重ねています。そのたびに改作、作品の入れ替え、並び変えなどが行われています。文壇からも注目を浴びただけに、改良していったのでしょう。ここでは、「齊藤茂吉全集第一巻」に掲載されている初版ものをとりあげることにします。・・・ . . . 本文を読む
僕は「運河」「星座」の両方に所属していますが、「星座」が「50号記念号」を迎え、「巻頭佳詠8首」に選ばれました。その中の一首は「51号」の「前号の北斗七星」にもとりあげられました。僕にとって転機のひとつになりそうです。 . . . 本文を読む
近藤芳美の代表歌です。「社会詠」ですが、斎藤茂吉や佐藤佐太郎とはかなり表現方法が異なります。しかし、現代短歌の秀歌と言えるでしょう。政治的プロパガンダと呼ぶ歌人もいますので、「プロパガンダ論」も少々。 . . . 本文を読む
2000年の「今治モダンフェスティバル」の入選歌です。ところがこれは、とんだ勘違いから出来上がった作品だったのです。ところが、その違いかたが逆によかったのでした。問題は着眼点であると、教えられた一首です。 . . . 本文を読む
「角川・短歌」の <題詠・新世紀を詠う> での入選作です。「吹き荒れし飢饉・・・」の歌とともに、歌集「夜の林檎」に収録しました。「希望に満ちた新世紀」という作品が多いなかで、珍しかったのでしょう。・・・ . . . 本文を読む
この記事の作品は塚本邦雄の代表作のひとつです。「斎藤茂吉と塚本邦雄(1)(2)」の記事 <カテゴリー「斎藤茂吉の短歌を読む」> にも書きましたが、塚本邦雄の作品には強烈な寓意があります。その特徴をよくあらわした一首だとも言えると僕は思います。 . . . 本文を読む
歌人それぞれには代表作というものがあります。ここでとりあげる作品は岡井隆の代表歌ですが、自註によると思わぬエピソードが背景にありました。それは又、短歌と俳句の相違点をあらわしているように僕には思えるのですが、どうでしょうか。 . . . 本文を読む
東北のある村で古老が土粥の作り方を語り伝えていると小学生の頃聞いたことがあります。NHKで放送され、スタジオで実際に作っていましたが、僕にとっては大きな衝撃でした。それを詠んだ作品です。・・・ . . . 本文を読む
僕は三つの歌会(批評会)に出席しています。そのうちの二つは講師として。僕自身がブログを開設して90日余り。ひとりで短歌を作ったり、ブログに発表するだけとはかなり違っていることが分かって来ました。それは・・・(「運河の会」の歌会の具体的なことは、< カテゴリー「運河の会と星座の会」 >をクリックしてください) . . . 本文を読む
「日本現代百人一首振興会」主催の「順徳院記念現代百人一首」に入選しました。入選通知は7月に届いたのですが、発表は10月でしたので今まで記事にしませんでしたが、先日、作品集が届きましたので本ブログでご紹介します。(過去の他の作品は、 <カテゴリー「短歌自註」 >をクリックしてください。) ・・・ . . . 本文を読む
大学での学問は、授業だでけではありません。「独学者ないしは独学者に近い環境にある人々には、切磋琢磨の機会が恵まれない。・・人間的にも、偏狭な、頑固な人間になってしまうことになる。」と書き残したのは写真家の土門拳だったでしょうか。その辺のお話です。・・・ . . . 本文を読む
大学を卒業して30年になります。高校の3年間が僕の文芸に大きく影響していることは、カテゴリー<多摩高20期同窓会>をクリックしてお読み頂きたいのですが、大学の4年間からもさまざまな影響をうけました。高校で受けたものとはかなり質が違うのですが、先ずは授業のお話から・・・。 . . . 本文を読む
人間は誰でも老います。「歳を重ねる」といった方がいいかも知れません。「老いる」よりも人間として成熟するという感じがします。佐藤佐太郎も例外ではありませんでした。そういう時にどういう作品を残せるか。一つの試金石だと思います。・・・ . . . 本文を読む