「短歌研究」2月号の特集は「春待つ心」「相聞・如月によせて」「シンポジウム再録・今、読み直す戦後短歌Ⅳ前衛前夜」。しかし目次に出ない「特集」があったように思いました。それは・・・ . . . 本文を読む
「(現代の詩に必要なのは)自然に目を向けることだ」と提言したのは、吉本隆明。岡井隆は「近代に目をむけよ」と言いますが、「短歌」2月号はまさにそういう構成になっていました。5人の論者がさまざまな角度から論じ、1人が「近現代の自然詠」を。また「若手歌人による近代短歌研究」の企画がありました。・・・ . . . 本文を読む
おそらく、いや確実に「福島第一原発の事故」は歴史に記録されるでしょう。ところが原発は首都圏にもありました。横須賀港に浮かぶ原子力空母です。知り合いを通じて資料を入手しました。・・・ . . . 本文を読む
「近代における写生は、遠近法で世界を捉えるもの」とは佐佐木幸綱の言葉ですが、そのよい例のような短歌です。あまり知られていませんが、斎藤茂吉の「知られざる秀歌」と言えるでしょう。・・・ . . . 本文を読む
思想と文学の問題。短歌に限らず常に問われるものですが、ここでは短歌との関係を、斎藤茂吉と佐藤佐太郎の歌論を手掛かりに考えます。特に佐太郎は「社会性・時代性がない」「思想的白痴」などと揶揄されたことがあり、その論をそのまま鵜呑みにしている人が未だに少なくありませんので。・・・ . . . 本文を読む
このブログは斎藤茂吉と佐藤佐太郎のことを中心に記事構成しています。つねに茂吉・佐太郎を強調するので、何だか「原理主義者」のように思っている方もいるようで。さて困りました。そこで今日は少し角度を変えて記事を書きたいと思います。 . . . 本文を読む
福島第一原発の原子力災害を記に「原子力村」という語が広まりました。改めて考えると短歌界にも「短歌村」と呼ぶべきものがあるように思うのですが、どうでしょう。「村」の掟は「文語と旧仮名」です。・・・ . . . 本文を読む
佐藤佐太郎の作品のなかに、ときどき「難解歌」が出て来ます。理由ははっきりしませんが、おそらく「限定」「捨象」のし過ぎ、前衛短歌の影響ではないかと思います。それが却って読者の想像力をかきたてる面もあるのですが。・・・ . . . 本文を読む
お屠蘇気分も抜けない1月8日。「運河」東京歌会が行われました。場所はいつもの通り「早稲田奉仕園セミナーハウス」。新年早々さまざまな変化が。「去る者は日々にうとし」もその一つ。・・・ . . . 本文を読む