岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

ひかり漂う蛍の歌:斎藤茂吉の短歌

2011年07月28日 23時59分59秒 | 斎藤茂吉の短歌を読む
蛍。夏の風物詩ですが、そうであるだけ作品にするのは難しいのではないかと思います。「風物詩」とはその季節独特のものと広く認知されているからです。つまり素材の珍しさに頼れない訳です。こういうところに作者の力量が試されるように思うのですが。・・・ . . . 本文を読む

92対8・電力会社の株主総会

2011年07月26日 23時59分59秒 | 政治経済論・メモ
各種の世論調査によると、原子力発電を「続けるべきだ」は20パーセント弱、「ただちに止めるべき」「段階的に止めるべき」を合わせると約60パーセントです。しかし、6月末の株主総会では「原子力発電からの撤退」の株主提案は大差で否決されました。この落差は一体何なのでしょう。・・・ . . . 本文を読む

患者の退院を見送る歌:斎藤茂吉の短歌

2011年07月20日 23時59分59秒 | 斎藤茂吉の短歌を読む
斎藤茂吉の時代の精神科はよい薬も少なく、時には「ただ見守るだけ」ということもあったそうです。(塚本邦雄「茂吉秀歌」への北杜夫の解説。)入院患者が完治して退院したり、社会復帰するのもなかなか難しかったようです。そういう悲しみを茂吉は詠嘆します。茂吉ならではの作品と言えるでしょう。・・・ . . . 本文を読む

災害列島と原子力発電所と

2011年07月19日 23時59分59秒 | 政治経済論・メモ
中学の地理の教科書で、一般常識の範囲としてさらっと終わらせるのが「自然災害の多い日本列島」という単元。「6月が過ぎると秋まで台風が多い」「日本の川は急流が多く水害が多い」とテレビニュースを見ていればわかることだからです。ところがここ数年、深刻になってきたように思います。 . . . 本文を読む