第一歌集「夜の林檎」の中の「実験作」の一つです。下の句に漢語を集中させたのですが。・・・ . . . 本文を読む
北原白秋と言えば、「浪漫主義」「耽美主義」などと呼ばれることがありますが、晩年の作品は「切実」でありながらなお「写実派」とは違う特徴をもつものがあります。「新幽玄体」と呼ばれるものです。 . . . 本文を読む
桜は歌に詠みにくいと常々おもっています。「風」「散る」「花びら」「舞う」・・・。決まり文句があるからです。余程の工夫がないと、と思います。しかし、詠んでみたい。そんな衝動から生れた作品です。・・・ . . . 本文を読む
1910年(明治43年)日韓併合条約が結ばれます。朝鮮の植民地化と僕は思うのですが、一方では対等な条約だ、いや軍事力を背景とした押しつけられた条約だと議論が絶えません。ここでは視点をかえて同時代の日本人がどう考えていたかを石川啄木の作品からみてみましょう。 . . . 本文を読む
「つゆじも」は斎藤茂吉の第3歌集ですが、戦後になって急きょ出版されたものです。そこに何らかの事情を僕は感じます。ですが、それはともかく長崎ならではの作品を選んでみました。・・・ . . . 本文を読む