岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

斎藤茂吉「短歌に於ける写生の説」を読む

2011年02月28日 23時59分59秒 | 写生論の多様性
「短歌に於ける写生の説」は斎藤茂吉の歌論の核心をなすもの。1920年(大正9年)4月から11月にかけて「アララギ」に掲載されたものですが、1929年(昭和4年)に刊行されるにあたり、「後記」1章を付け加えたものです。 . . . 本文を読む

石川啄木・小論

2011年02月27日 23時59分59秒 | 作家論・小論
浪漫派歌人・生活派歌人・思想詩人・社会主義歌人。さまざまな呼ばれ方をされる石川啄木。わずか27歳でこの世を去ったにもかかわらず、名前が広く知られ、人口に膾炙した作品も多いのは驚きです。やや線の弱さもあるのですが、その実像は・・・。 . . . 本文を読む

島木赤彦「歌道小見」を読む:斎藤茂吉の写生論の祖形・4

2011年02月17日 23時59分59秒 | 写生論の多様性
島木赤彦の「歌道小見」を齊藤茂吉の写生論の「祖形」とするには、正確さを欠いているかも知れません。しかも同門ですから、どちらが優れているかという比較も意味はないでしょう。茂吉にとって赤彦は「同輩」だからです。しかし茂吉の「短歌に於ける写生の説」執筆のきっかけとなったことは確かなので、その意味で「祖形」と呼びました。 . . . 本文を読む