派遣社員「名簿は金になると思った」
ベネッセコーポレーションの通信教育サービスを利用している顧客の個人情報が大量に流出した問題で、情報を 持ち出した疑いがある外部業者の派遣社員が、警視庁の任意の事情聴取に関与を認めたうえで「金が欲しくてやった。名簿は金になると思った」などと話してい ることが、関係者への取材で新たに分かりました。
警視庁は不正競争防止法違反容疑での立件に向けて捜査を進めています。
この問題はベネッセコーポレーションの通信教育サービスを利用している子どもや保護者の名前や住所など、およそ760万件の個人情報が流出したものです。
警 視庁のこれまでの調べなどから、ベネッセの顧客データベースの保守管理を委託されていた外部業者の派遣社員のシステムエンジニアが情報の持ち出しに関わっ た疑いが出ていますが、この派遣社員が警視庁の任意の事情聴取に対し、関与を認めたうえで「金が欲しくてやった。名簿は金になると思った」などと話してい ることが関係者への取材で新たに分かりました。関係者などによりますと、派遣社員はベネッセのグループ会社、「シンフォーム」の東京・多摩市にある事業所 でデータベースにアクセスし、個人情報を複数回にわたってコピーしたとみられています。警視庁は、営業秘密に当たる顧客の個人情報を流出させた不正競争防 止法違反容疑での立件に向けて捜査を進めています。
ベネッセ情報流出、委託先の派遣SEを逮捕へ 警視庁
2014年7月15日11時49分
通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)であった顧客情報の流出問題で、警視庁は、顧客データベース(DB)管理を委託された外部会社で派遣社員として働くシステムエンジニア(SE)の男を、不正競争防止法違反(営業秘密の複製・開示)の疑いで週内にも逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
このSEは、警視庁の任意の事情聴取に対し、顧客情報を持ち出したことを認め、「金目当てで、情報を名簿屋に売った」と話しているという。ベネッセHDによると、流出した顧客情報は760万件に上る。
警視庁は、SEが通常業務を装ったうえで、営業秘密にあたる顧客情報を記録媒体にコピーして持ち出し、名簿業者に売却したとみている。SEから任意提出を受けた記録媒体のデータとDB内の情報との照合作業を進めており、具体的な持ち出し方法や流出ルートを調べている。
ベネッセHDの説明によると、DBの保守・管理は子会社「シンフォーム」(岡山市)に委託され、同社がさらに外部の複数のシステム会社などに再委託していた。内部調査で、シンフォームの東京支社(東京都多摩市)内で昨年末、このSEのIDでDBへ複数回のアクセスがあり、大量のデータがダウンロードされた履歴が確認された。
派遣社員に天文学的な金になるデータを触らしちゃまずいだろJK。自制しろって方が間違い。砂漠で脱水症状起こしている人に水を運ばせればどうなるかは自明。ベネッセのぬるさに呆れる。 / “ベネッセ情報流出 派遣社員が関与認める NHKニ…” http://t.co/mDmhQy7Lgw
— Xevra Lindich (@xev_ra) 2014, 7月 14