コメンテーターの長嶋一茂は「16件のいじめってとんでもなく多いですよ、ありえないぐらいの件数です」と指摘し「間違いなく今回のことが発端となって児童への悪影響、因果関係分からないけどそう見るしかない」と断じた。
さらに番組では保護者会で読み上げられた40代の加害女性教師のコメントを紹介。このコメントは「子どもたちに対しては、こんな形になって申し訳ないです。子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません。私の行動で、迷惑をかけてしまったことに対して、本当に申し訳ないと思っています。被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています」との内容でこれに対し一茂は「40代の加害者のの女性のコメント聞いててもとんちんかんだし、お前がクズだろうと言いたくなりますよね」とコメントしていた。
神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題を巡る保護者説明会が16日開かれ、加害教員4人の謝罪のコメントが読み上げられた。説明会は非公開で、関係者によると、読み上げられた全文は次の通り。
ここまで被害教員を大切に育ててこられたご家族の皆さま、このたびはこのようなあってはならない事態を引き起こしてしまい、大変申し訳ありません。ご家族の皆さまには直接お会いして、謝罪の辞を述べさせていただきたいと思います。
東須磨小の保護者の皆さま、そして子どもたちに、おわびをしなければいけません。いけないことを教える立場の私が、加害者となり、混乱と不安を与えてしまうことになってしまいました。信頼を裏切ることになってしまったことを、深くおわびしたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。
自分自身の相手への配慮に欠ける言動や、軽はずみな言動に、最低な人間だと実感しました。一社会人として、人間として、恥ずべきことと考えています。もし、許されるのであれば、被害教員やご家族に直接、誠心誠意、謝罪したいと思います。
東須磨小の児童、保護者の皆さん、自分の身勝手な言動で、たくさんの迷惑をおかけしました。この事案を機に自分の在り方をしっかりと見直し、自分の言動に対して猛省を続けたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。
相手のことを思いやらずに、自分勝手な行動で相手を傷つけたことを反省しています。被害教員をはじめ、私の行動で嫌な思いを先生方にさせてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
東須磨小の子どもたちや保護者の皆さんには、申し訳ない気持ちです。私の犯した行為は、許されることではありません。東須磨小の子どもたちは、素直な明るい子どもたちなので、そこを伸ばしてほしいと願っています。ただ、私の行為はその成長の邪魔をしてしまったと思っています。
子どもたちに対しては、こんな形になって申し訳ないです。子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり、申し訳ありません。私の行動で、迷惑をかけてしまったことに対して、本当に申し訳ないと思っています。
被害教員に対しては、ただ申し訳ないというしかありません。被害教員のご家族に画像を見せられ、入院までしている事実と、苦しんでいる事実を知りました。本当にそれまでは、被害教員には自分の思いがあって接していたつもりです。自分の行動が間違っていることに気付かず、彼が苦しんでいる姿を見ることは、かわいがってきただけに本当につらいです。どうなっているのかと、ずっと思っています。
神戸市立東須磨小学校の教諭4人が後輩の男性教諭(25)にいじめや暴行を繰り返していた問題で、16日夜、同校で保護者向けの説明会が開かれた。仁王美貴校長らがいじめの具体的な内容や、今後の学校の対応などについて説明し、加害教諭4人の謝罪コメントも読み上げられた。
説明会は非公開。保護者ら約400人が出席し、午後7時から2時間40分にわたって行われた。関係者によると、保護者からは「説明が不十分だ」「加害教諭が直接、子どもや保護者の前で謝罪すべきでは」との声が相次ぎ、「子どもが怖がって学校に通えなくなっている」という切実な訴えもあったという。
学校側は冒頭、被害を受けた男性教諭や加害教諭4人への聞き取り内容と、被害教諭への嫌がらせ行為などについて説明。その中で、4人が激辛カレーを無理やり食べさせる動画に映っていた家庭科室の改修や、PTAと協力し、児童が楽しめる企画を開く方針を示した。これに対し、保護者からは「改修費用はどこから出すのか」といった意見が出たという。
また、加害教諭4人のコメントを公表。市教委の担当者が「いけないこと(が何か)を教える立場の私が加害者の側に立ち、混乱と不安を与えてしまった。信頼を裏切ってしまった」など、謝罪の言葉を読み上げた。複数の保護者から4人の出席を求める声も上がったが、学校側は「心身ともに体調が悪く、保護者の前に立たせられない」と拒否したという。
終了後、仁王校長と市教委の担当者が報道陣の取材に応じた。仁王校長は、問題発覚後、児童4人がショックで不登校となり、うち2人は現在も学校を休んでいることを明かした上で、「児童の心のケアや正常な学校運営に向けて対策を講じる」との方針を示した。また、スクールカウンセラーを常駐させ、臨時の家庭訪問や個別面談を実施して、児童、保護者と密に連携できる体制作りを急ぐという。
◇
「不信感がさらに募った」――。説明会に出席した保護者からはあいまいな回答を続ける学校側の対応に怒りの声が相次いだ。
4年生女児の母親は、「前回(3日)の説明会から内容がほとんど変わっていない。その後の報道で出ている嫌がらせについて、説明を求めたが『調査中』と答えるばかり」と憤り、「子どもがニュースで(嫌がらせの)行為を目にできる状態で、子どもに聞かれたらどう説明しろというのか」と声を荒らげた。
30歳代の保護者も「参加者の中には、子どものことを心配して泣き出す人もいた」と話し、「この説明会で何をしたかったのか。子どものためにも、早くこの問題を終わりにしてほしいのに、結局、何も解決しなかった」と不満をあらわにした。
◆加害教諭4人の謝罪コメント(一部抜粋)
A男性教諭(30歳代)
このようなあってはならない事態をひきおこして申し訳ない。被害男性のご家族のみなさまにも直接会って謝罪したい
B男性教諭(30歳代)
相手への配慮に欠ける言動に、自分は最低な人間だと実感した。社会人として、人間として恥ずべきことだと考えている
C男性教諭(30歳代)
東須磨小の児童は素直で明るいので、そこを伸ばしてほしいと願っている。ただ、今回の私の行為で成長の邪魔をしてしまった
D女性教諭(40歳代)
自分の行動が間違っていることに気付かず、被害男性が苦しんでいる姿を見ることは、(今まで)かわいがってきただけに本当につらい