国交省、淀川流域委に反論・「ダム治水効果大きい」
淀川水系の4ダム整備問題を審議する淀川水系流域委員会(宮本博司委員長)が13日開かれ、国土交通省近畿地方整備局が「ダムによる流域の治水効果は大
きい」などと4月下旬に同委が提出した意見書に反論した。河川整備計画原案の見直し・再提出も拒否し、環境面からの検討が不十分とする委員会側との対立が
深まった。
同委は4月25日、大戸川(大津市)など4ダム整備の必要性についての説明が不十分とし、河川整備計画への位置付けは適切でないとする意見書を提出した。
整備局は、大戸川ダムなどの建設による淀川の水位低下は「変動幅の範囲内」とする意見に対し、「大規模洪水時に水位を安全基準以下に下
げる効果がある」と反論。同委が求めた耐越水堤防の強化策は「構造や効果などの技術的解明ができていない」とし、「ダム建設など確実な対策を最優先で実施
すべきだ」とした。
委員側からの再反論も相次ぎ、両者の溝は埋まらず。同局の谷本光司河川部長は報道陣に対し、今後の委員会での審議内容を見守る一方で、河川整備計画案の策定を急ぐ考えを示した。
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