ウニのゲノムを解読=人間の難病治療研究の助けにも(時事通信) - goo ニュース
2006年11月10日(金)16:32
2006年11月10日(金)16:32
【ワシントン10日】10日付の米科学誌「サイエンス」に発表されたところによると、科学者たちがウニのゲノム(全遺伝情報)の解読を終えたが、驚くべき ことに、ウニの遺伝子はヒトのそれとよく似ていることが分かった。科学者たちは、人類のがんなどの難病の新たな治療法の発見につながる一歩だと評価してい る。
研究者たちは、カリフォルニア・ムラサキウニの2万3300の遺伝子を解読し、ウニの遺伝子は予想したよりもはるかにヒトに近く、遺伝子的には線虫やミバエよりも共通性があることを突き止めた。
また、ウニはこれまでに研究された動物の中で、最も程度の高い免疫システムを持つことも分かった。ウニにはヒトの難病の筋萎縮症やハンチントン舞踏病に関連した遺伝子もあった。さらに、ウニは味覚、臭覚、聴覚に関連する遺伝子も持っていた。〔AFP=時事〕
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