NHKと民放でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の放送倫理検証委員会(委員長・川端和治弁護士)は15日、山口県光市で起きた母 子殺害事件の差し戻し控訴審をめぐる一連のテレビ報道・番組について「感情的に制作され、公正性・正確性・公平性の原則を逸脱している」などとする意見を 発表した。同日、NHKと在京民放5局に通知した。川端委員長は「各局で議論した上で、その結果が報告されることを期待する」と話した。
同委員会は番組に放送倫理上の問題が疑われる場合、独自の判断で審議する組織。07年5~9月に差し戻し控訴審の内容を伝えたNHKと民放の8放送局、延べ33番組を調べた。今回は、個別番組ごとの問題ではなく、多くの番組に共通した傾向を全般的に取り上げた。
意見書では、ある番組で被告側の主張を「命ごいのシナリオ」と呼ぶなど、被告弁護団や検察官、刑事裁判の仕組みや役割を十分認識していな い▽被告人がどういう人間かが伝わらず、その発言を表面的に批判・反発している▽被害者家族の会見映像が多く流され、同情・共感を強く訴える内容になって いる――ことなどを指摘。「一方的で感情的な放送は、広範な視聴者の知る権利にこたえられず、視聴者の不利益になる」とし、来年から実施される裁判員制度 への影響にも触れている。
意見書を受けたある民放局広報部は「今後の報道に生かしていきたい。現場でも読ませていただき、意見交換した上で、何らかの形でBPOに回答したい」としている。
この問題では昨年11月、有志の「『光市事件』報道を検証する会」が委員会に調査と審理を要請していた。
光母子殺害差し戻し審を学ぶ(中国新聞) - goo ニュース
光市母子殺害事件の差し戻し審判決が22日に広島高裁で言い渡されるのを前に、裁判を考える集会が12日、広島市中区のホールであった。市民ら約70人が参加。被告の弁護団に所属する6人の弁護人が審理や弁護団に加わった経緯を説明した。
第2東京弁護士会所属の安田好弘主任弁護人が犯行現場の写真や争点表などをスクリーンに映し、対立する弁護、検察側の主張・立証内容を解説した。 広島弁護士会所属の5人は弁護団参加の理由や詳しい立証内容を報告した。足立修一弁護士は最高裁段階から加わった理由を「被告に面会した際、1、2審の認 定事実が違うと言われたからだ」とした。
安田弁護士は昨年12月、被告が遺族あてに書いた手紙なども紹介し、「彼は成長した。必ず更生してくれると信じて支えたい」と話した。集会は市民団体「光市事件裁判を考える会」の主催。
【過去記事】保守記事.214 大丈夫か、この国?
保守記事.214-2 大丈夫か、この国?
保守記事.214-3 もう、低下している気がする。
保守記事.214-4 まったく。。。。
保守記事.214-5 聞いてない。。。。
保守記事.214-6 安直な、報復合戦。。。。。
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