ひこにゃん悩ますそっくりキャラ なんと同じ原作者
土産物店に並んだ「ひこにゃん」(左)と水兵服を着た「ひこねのよいにゃんこ」のぬいぐるみ=滋賀県彦根市
滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」そっくりのキャラが流通している。ひこにゃんを考案したキャラクター作家が作った「ひこねのよいにゃんこ」で、人気は上々だ。市は27日、市内の業者に販売中止を求める文書を出した。
ひこにゃんは07年に開催された彦根城築城400年祭のキャラクターとして誕生。原作者は大阪のキャラクター作家・もへろんさん。彦根市などでつくる400年祭実行委が公募作品から選び、著作権を買い取った。ネーミングも実行委が公募し、市が図柄とともに商標登録した。
しかし、原作者が考案した「すわる」「はねる」「刀を抜く」の3ポーズ以外の図柄が出回ったとして、07年11月、原作者が400年祭後のキャラの使用 中止を求め民事調停を申し立てた。結局、市側が3ポーズ以外の使用を業者に認めないことや、原作者がひこにゃん登場後に出版した絵本「ひこねのよいにゃん こ」の創作活動を続けることなどで合意した。
「にゃんこ」のぬいぐるみやキーホルダーなどのグッズは、彦根市内などの土産物店で販売されている。業者によると、使用制限の厳しいひこにゃんと 違い、服装やポーズが自由な「にゃんこ」は新製品が出しやすく売れ行きもよいという。今春から始まった横浜開港150周年記念イベントでは、横浜市のマス コットキャラクター「たねまる」と「にゃんこ」のコラボグッズが会場で売り出された。「にゃんこ」がたねまるを肩車したり、水兵服を着たりしたぬいぐるみ が登場した。
彦根市は市内の販売業者に27日、「ひこねのよいにゃんこは、市が著作権と商標権を持つひこにゃんと酷似しており、市の著作権及び商標権を違法に侵害する」などと販売中止を求める文書を出した。
市は原作者側に対しても、「にゃんこの使用は絵本などに限られる」として、場合によっては法的措置も検討するとしているが、原作者の代理人の弁護士は「原作者はひこにゃんの3図柄以外は自由に創作できる」と話し、議論は平行線のままだ。(市丸茂樹)
保守記事.131-3-13 もったいない
保守記事.131-3-13-2 どうすんの?
保守記事.131-3-13-3 なんだこの、原作者の我がまま
保守記事.131-3-13-4 結局、落着いた。
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