南北キプロス、再統合の交渉再開へ 両大統領が合意
2014年2月12日10時55分
ギリシャ系とトルコ系との南北分断が約40年続く地中海の島キプロスで、双方の大統領が11日に会談し、再統合に向けた交渉の再開で合意した。
両大統領の直接交渉は約2年ぶり。南のアナスタシアディス氏と北のエロール氏は、国連の平和維持軍が駐留する緩衝地帯で会った。中央政府のもとに南北二つの地域を置く「連邦国家」づくりをめざすことで一致したという。
キプロスは1960年に英国から独立したが、民族対立から3年で内戦に陥った。74年にトルコ軍が北部に進駐。南のギリシャ系キプロス共和国と、北のトルコ系北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)に分断された。トルコはEU加盟の条件の一つとして、キプロス問題の解決を求められている。(ローマ=石田博士)
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