山本晴美 ここで愛ましょう

歌語りシンガソングライター 山本晴美のブログ

手すり

2008-02-23 22:01:26 | ここで愛ましょう

実家の玄関、お風呂場、トイレに手すりを付けました。
母は二度の脳血栓で手足の麻痺があり、それでも何とか自力で生活しています。
今はディサービスとリハビリに週3日。
入浴サービスも受けています。
廊下には何年か前に手すりを付けましたが、今回はもっとも必要だった三カ所に。
田舎の家ですので、とにかく広いです。
なのに、家のあちらこちらに段差があり、暮らしてみると(私は住んでいませんよ)あちらこちらに不便さを感じます。
父も母もだんだん歳をとり、ふつうの何でもないことが不自由になっていきます。
まだまだ改良の余地あり。
どんなにゆっくりな動作でも、最後まで自分の意志どおりに生活できる空間をつくってあげたいです。

      

      

物忘れ・・・こちらが元気な時はいくらでもつき合えるけれど、マイル時もある。
他人にはいくらでも優しくできるけれど、実母には難しい。。
こちらも修行中です。
じじいはあいかわらず、山へ入っていきます。
それが一番自然な姿。
どうか、平温な日々がつづきますように。

もうすぐ、春です。

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ひとり分

2008-02-21 21:52:02 | ここで愛ましょう

リンが入院して3日目。
久しぶりに座って朝食をとった。
今日は教室のレッスンだけだから、少しノンビリ。
そういえば、昨日も今日も同じカフェオレにスコーンを食べている。
ひとり分二回でふたり分なのだ。
生協中心の食生活なので、ふたり分の食材を注文してある。
冷凍できるものは冷凍したけれど、ひとりなんだなぁとつくづく思ってしまった。
おみそ汁も出来上がって気がつく。。これはいいけど。
もずくなど、小さいのが4つパック。
週に4回、もずく・・・ヘルシー。
おでんのセットがある。。。
三日はつづくだろうね。

身延からは八ヶ岳が富士川の上流に小さく見える。
通院しながら左手に見える八ヶ岳は、写真よりずっと大きい。
病院にあと少しの所では、大きな富士山に向かって走る。

      

夜、ふとんもひとり分。
病院に行く前にお日様に干し、今日もフカフカ。
ひとりじゃ、「気持ちいいね」って会話にもならない。
月のきれいな明るい夜が続いている。


やっぱり、ひとりは、つまらない。

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生命のよろこび

2008-02-20 23:58:18 | ここで愛ましょう

朝だ、復活!
午前中はリトミック。
生まれて6年目の小さなよろこびたちは、やわらかなまっ白い心で真剣な眼差し。いつもながら、無条件に愛おしい。

今日はリンの学習道具を搬入。。カバンがとてつもなく重い。。
もうすぐ期末試験があるのだって。
夜も眠れ、昼寝もぐっすり、微熱と痛みはあるが歩かないから指色は悪くない。
皮膚科で診察、最後まで疑いのあった溶蓮菌のいたずら説否定、シロ。
どこを調べたらいいのか?先生方も思案にくれている。
余裕が出てきたせいか?周りの病室の子どもたちがやけに気に止まった。
さっき、リトミックでにこやかで元気な子どもたちと過ごして来たからか、言葉には出来ない感情がこみ上げる。
「リン、明日はゆっくりできるから・・・」今日は少ししか時間がない。
今から別の病院で音楽療法のセッションをお手伝いさせていただく事になっている。


現場はある総合病院のオープンスペースの集団セッション。
音楽療法士のOさんは、心のクッションが厚い方。
医療現場での経験知識とミュージシャンとしてのテクニック、音楽療法士としてのやわらかでやさしい感性が好き。

思わぬ機会をいただいた。
現場研修のつもりだったが、昨晩の電話で少しお手伝いをしてもよいとの寛大なお言葉をいただいたので、その現場の状況のわからなないまま「音を観る」のお気に入りの写真と鳥笛を持っていった。
今日のあたしのセッションのテーマは「春の音」。
大好きな写真家、松村誠さんの写真の中から4枚とこだわりの音。
個人セッションにも立ち会わせていただいた。
「生命のよろこび」の涙が頬をつたった。
写真のひかりが静かに心にしみていくのがみえる。
同じく静かな声と記憶を呼び覚ます鳥のこえ。
すべてのものが共鳴しあう。

患者さん、家族、医師、看護士、わたしたち、それそれの立場で懸命に「生きている事」がどんなに素晴らしいことか。
あたしはすぐ涙がこぼれる。
音楽療法士にはなれないのだ。

写真と音のコラボは今後も研究テーマでもあるし、もっとこだわりたいと思う。
写真も彼の作品であるからこそ、あたしには伝える事が出来るのだと実感するセッションだった。
もっと耳をすまそう。
こころをやわらかく・・・感じよう。
やさしくありたい。
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すき間なし

2008-02-19 00:54:23 | ここで愛ましょう

御坂西小学校6年の約100名の六年生に愛にいきました。
卒業式の歌の合唱ワークです。
この学年は二年前に合唱際への取り組みで一緒に過ごした愛コンタクト♪の通じる学年。
心に残る「5の1ライブ」の学年です。
体も心も成長し、音楽室が狭く感じます。
時間とともに笑顔が声に変わっていきました。
気持ちのよい卒業式をむかられるように。。
きっとできる!

そのまま病院へ。
リンのとなりのベットの3歳児はナイスボーイ!
かなり、こなれてる。
ナースコールが得意らしい。
さすが、大学病院!ナースも素晴らしい。
さっそく・・・ブー(無音だが)

ナース「どうしました?」
ボーイ「あんパンマンがつめたくなってましゅ!」
ナース「・・・は~い、わかりましたよ~」

しばらくして
コール・・・ブー

ナース「は~い、どうしたの?」
ボーイ「てんてちのてーぷが、へんなんなってましゅ・・・」
ナース「はーい、わかりました。」


ちゃんと顔を出してくれます。
さっき、点滴の管止めてあるテープはがしてたっけ。。
止める間もなくコール。。。
完全看護、病との闘いと、まだまだちっちゃい心は心細いし寂しいよね。
親たちも同じおもいで生活している。
面会時間は生まれた日と同じような笑顔で再会。
毎日会っても、毎日同じように、胸がキュンとときめく。
リンだって同じ。
許される時間ぎりぎりまで過ごし、また明日バイバイ。
ドクターはもちろん、看護士のみなさん本当にありがたい。
感謝します。


車の流れがゆっくりに感じ、少しイライラ。
こういう時こそ、気をつけなきゃね。
セーフ、すぐ教室がはじまった。
集中して、ひとりひとりちゃんと向かい合おう。
終わり、実は総会の書類が間にあっていないのだ。
あわてるし、自分の間の悪さに×。
プリントし、ぎりぎり、MJの練習へ。
今、あたしは子どもたちにとても助けられています。
彼女らの成長と自主性の素晴らしさをまたまた、自慢したい。


MJの練習後は総会です。
総会では、大失敗をしました。
すべてあたしの準備の悪さです。
気持ちが予想外にいっぱいで、頭が機能してないのですね。
書類確認に目をとおしても、たぶん見ていただけなのでしょう。
書類不備はあるは、役員の名前は出てこないは・・・
長たるもののなんたる失態。
みなさん不安を覚えたのでは。
言い訳のしようがない、ごめんなさいでした。
事務局のみなさんフォローありがとうございました。

くたびれて、しゃべりたくはないのだけれど、ちょっとだけ声が聴きたくなりました。
家の中はりんが入院した日のまま、散らかってます。
まあいいや・・・とにかく眠り、頭をスッキリさせよう作戦でまたがんばろう!
朝には元気に。


明日はリトミックワーク&教室、そして思わぬお誘いをいただきました。
朝には復活!します。

みなさん、いろいろと心配をありがとう。
やさしくてありがとう。
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2008-02-18 00:39:21 | ここで愛ましょう

今日はリンの病院の日。
ここの病院の中庭の池には亀がいる。
ちょうど先月アコナイトから帰った時、足がツルと夜中に起きてきた。
翌日足の中指が痛いと言い出した。
捻挫くらいに思い湿布して学校へ。
その翌日も痛みが激しくなるので、整骨院へ行った。
心当たりもないし、骨ではなさそうで、スジを痛めたのだろうという見解。
固定したが、本人も私もどうも変な感じ。
数日たち、反対の足の指が腫れはじめた。
布団がさわっても痛む。
二軒目の整骨院では先生が首をかしげる。。
マッサージと湿布。
今考えると、さぞ痛かっただろうね。
その日の午後、学校から電話で歩けないのでむかえに来てほしいとの連絡をもらった。
金曜日で地元の病院は整形外科の先生はいなく、甲府の大学病院は受付終了、月曜を待つ事に。
痛みはだんだんひどくなり、微熱がつづき、指が腫れ、色が変わってきた。
結局、月曜の早い時間に医大へ。
その日は車イスが大袈裟ではなくなっていました。
受付で症状を話し、まず小児科へ。
痛風、膠原病、小児リュウマチの疑いで整形外科へ。
さらに、溶連菌のいたずらか?耳鼻咽喉科へ。
すべてシロ。

あれからひと月、同じ症状がつづく。
血液検査にも表れないのに、ついに三本目の指が痛み出した。
先生方は一生懸命にあれこれ考えてくださるが、症例がなく、血液検査にかからないので病名がつけられない・・という事は決定的な薬が出せないという事。
でも症状は続き、新たな痛み。
それで、小児科で検査入院をする事になりました。



本人、今日は診察や痛み疲れで少しぐったり。
あたしはしばらくの間、病院に通う時間の調整でドキドキ。
たまたまこの時期、学校関係でアクシデントに弱いスケジュールを組んでしまってある。
すき間がないのだ。
でも、家で二人で困っているよりは安心。
考えようではこれが一番いい流れなのだ。

中庭に亀。
コイや金魚でなくて亀。
甲羅干しをしながらこちらを見ている。
「はい、いらっしゃい。良くも悪くも考えな~い。
想像したって何も変わらな~い。
生活パターンがちと変わるが、それもまたアリ。
さぁ、がんばって生きていこうぜ~」
こんな感じかな。。

あたしは悲しいとき、困ったとき、自分のその状況をじっくり観察するようにしている。(場合によっては出来ない事もあるが。)
客観的にみること、それが一番、感情に走らずその下向きになりがちな気持ちを落とさずにいられる方法なのだ。
ハイ、病気観察します。



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