うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

湿原の花たち

2021-09-17 | みんなの花図鑑

親海湿原(およみしつげん)に寄ってみました。さすがに9月ともなると、湿原を彩った花たちも果実の時期に入っていて、花はもう終盤になって来ていました。時期が遅いと思いつつも、ミズオトギリの花目当てで少し寄ってみたのですが、やはりほとんどのミズオトギリが実になっていました。

👇サワギキョウ
多くの株は花が終わっていて、わずかに咲き残った株も頭頂部に花が見られるだけでした。

                  👇ヒメシロネ
こちらも多くが落花していて、がくのみの姿が目立ちました。葉の一部が紅葉し始めた個体もありました。

                 👇ミズオトギリ
さすがに時期が遅いこともあって、ほとんどが紡錘形の実の状態になっていました。3枚目はヒメシロネの花と隣り合っていたミズオトギリの実です。

                  👇ミソハギ
盆花のミソハギももう終わりです。はらはらと落ちたピンク色の花弁が散策道を染めていて、少し物悲しく感じました。

👇ミツバサワヒヨドリ
サワヒヨドリの葉が3深裂したものになります。こちらも咲き残りです。

                 👇ミツガシワ
返り咲きです。この湿原ではミツガシワの時期外れの花が、初秋ごろに1~2株見られる事があります。

                👇カキツバタの蒴果
重なり合った種子はラムネ菓子のようにも見えますね。色から想像してみると、クレー射撃のクレーピジョンでしょうか。なんにせよ、見ていて面白く感じるカキツバタの蒴果です。

(撮影日 2021/9/7)