下向きに咲くナデシコ科の花です。今まではナンバンハコベ属とされてきましたが、センノウ属と合わせてマンテマ属に含まれるようになったそうです。まだ開ききっていない花の形は、他のマンテマ属の花と似ていますね。先端が2裂する花弁の縁には、ごく浅い不規則な切れ込みが見られました。若い実は緑色をしていますが、熟すと黒くなります。
湿り気の多い場所では一緒に咲いている事もあるミゾソバとタニソバです。タニソバの花色にはあまり変化が見られませんが、ミゾソバの花色は赤から白まで幅があり、各色並べていたらミゾソバの掲載枚数が多くなってしまいました^^;
👇ミゾソバ
草丈は1mくらい、だいたい腿から腰のあたりでしょうか。多種の植物で混んでいる場所だと、他の植物の葉の間を縫ってひょっこりと頭を出し、金平糖のような花を咲かせています。
👇タニソバ
草丈は20~30㎝くらい、だいたい足首から脛のあたりでしょうか。葉の上に乗るようにして米粒のような小さな花を多数咲かせます。葉の基部は茎を抱きます。
他の豆類の花と比べると、ぽってりした細長めの蝶形花になるでしょうか、オレンジ色が鮮やかですね。豆は大粒なので、甘く煮て食べると食べ応えがあります。冷涼な地で育つ豆類になるそうです。
(撮影日 2021/9/12)