うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

萩の花と『秋』の花

2021-09-23 | みんなの花図鑑

秋分の日という事で萩の花4種と、漢字名含めて種名に「秋」と付く花4種を載せてみました。夕方の暗くなる時間が増えて、昼の時間が目に見えて短くなって来ているなと感じる今日この頃です。

☆ハギ属4種☆

                   👇イヌハギ
もう終わりに入ったのか、花は花穂の先端にしかありませんでした。乳白色の花色と旗弁の付け根に見える紅色が綺麗ですね。

                   👇ヤマハギ
こちらではよく見る種です。マルバハギも咲きますが、今シーズンはタイミングが合わず写真が撮れませんでした。

                  👇ミヤギノハギ
咲き始めの頃はヤマハギかと思っていましたが、花付きが良く葉がヤマハギよりも大きかったので、どうやらミヤギノハギのようです。逸出したものが増えたのか、花付きの良いハギが6~7株ありました。

                   👇メドハギ
よく枝分かれする長い茎に小さな花を多数付けます。花の紫色の部分は、色の違いや紫色が占める割合の違いなどの変異が見られます。

 

☆種名に秋と付く花4種☆

               👇アキノノゲシ(秋の野芥子)
クリーム色の花色が目を引きますが、真っ黒な種子が集まった球状の綿毛姿も目を引く姿をしているアキノノゲシです。

             👇アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
アキノキリンソウもぽつぽつと咲き出しました。花序の形は、成長度合いや個体によって細長かったり、太めの塊状になったりとバラツキがあるようです。

👇シュウメイギク(秋明菊)
不揃いな形の花弁のようながく片は、見続けているとなんだか味わいが感じられて来ます。

👇コスモス(秋桜)
言わずと知れた秋に咲く大輪の桜です。名所となっている場所も多くありますね。


アケボノソウ

2021-09-23 | みんなの花図鑑

花弁にある模様が独特なアケボノソウの花です。花弁中央にある2つの黄緑色の部分は、蜜腺と呼ばれる蜜を分泌する器官になり、色々な昆虫たちが集まって来ます。ヒョウモンチョウの仲間が吸密に来ている時もありました。
普通は5弁花ですが、4~5枚目のように花弁の枚数に変異が見られる場合もあります。6枚目は草刈り後だったのでしょうか、草丈10㎝くらいで花を咲かせていました。


ムラサキアオゲイトウとホソアオゲイトウ

2021-09-23 | みんなの花図鑑

ヒユ科のムラサキアオゲイトウとホソアオゲイトウかな。1枚目は「ホソアオゲイトウ」の紫色バージョンで「ムラサキアオゲイトウ」と呼ばれるそうです。2種あれば、緑色のホソアオゲイトウから始めた方が良いのかもしれませんが、ムラサキアオゲイトウは後ろにある白い蕎麦畑を背景にするとよく映えたので、1枚目に持ってきました。

(撮影日 2021/9/12)


ミゾカクシ

2021-09-22 | みんなの花図鑑

こちらは、秋の七草で馴染み深いキキョウの花と同じキキョウ科の花になります。湿原で見られる青いサワギキョウの花と同じミゾカクシ属の花になりますが、ミゾカクシやサワギキョウの花冠は、鳥を思わせるような裂け方をしていて目を引きます。赤っぽい花色が多く見られましたが、気温が低いと赤みを帯びるのかもしれません。

(撮影日 2021/9/11)


ヒメナミキ

2021-09-22 | みんなの花図鑑

あまりそうは見えませんが、シソ科タツナミソウ属の花になります。花冠は短く小さい花ですが、よく見ると確かにタツナミソウのような雰囲気がありますね。シソ科にしては葉の鋸歯がほとんど目立たず、初めて見た時はどの科の花だろう?と思いました。

(撮影日 2021/9/11)


秋の七草とちょっとしたお遊び

2021-09-21 | みんなの花図鑑

中秋の名月と言う事で秋の七草を載せてみます。今年撮った写真で秋の七草を並べてみようと思いましたが、クズの花は後でもいいかとそのまま撮り忘れて実になり、カワラナデシコの花はこちらではほとんど見かけないので、前述の2種は過去写真となります。

👇萩(ヤマハギ)

👇尾花(ススキ)

👇葛花(クズ)

👇撫子(カワラナデシコ)
総苞を見ると「エゾ」が付くエゾカワラナデシコのようです。

👇女郎花(オミナエシ)

👇藤袴(フジバカマ)

                👇朝貌(キキョウ)
朝貌は複数の説があるようで、もっとも有力な説がキキョウの花になるそうです。2枚目では他の説と言われているアサガオ(上)、ヒルガオ(左下)、ムクゲ(右下)もついでに。

 

ここからは、こちらで見られる他の種で、勝手に「なんちゃって秋の七草」としてみました。今年撮った花と過去に記事にもした花を織り交ぜて並べています。

👇ナンテンハギ
ヨツバハギとどっちが良いか迷いましたが、あまり良い写真が撮れなかったのでこちらを。

                   👇ヨシ
ススキと似た、よりフワフワなオギの穂を見た記憶はありますが、見付けられなかったので、選ぼうとしていたオギの代わりにヨシを。

👇コマツナギ
花穂の形状がクズと似ているコマツナギを。

👇シナノナデシコ
こちらで見られるナデシコの花で、種名に「信濃」と付くシナノナデシコを。

👇オトコエシ
オミナエシと対を成すオトコエシの花を。

👇ヨツバヒヨドリ
フジバカマと同じ属で、花数が多く豪華に見えるヨツバヒヨドリを。

👇ソバナ
キキョウと花姿がなんとなく似ているソバナを。

以上、勝手に選定なんちゃって秋の七草でした^^

 

 

最後に今年の中秋の名月を。


オオバセンキュウ

2021-09-21 | みんなの花図鑑

オオバセンキュウの花も後半に突入したようです。大きいものは草丈が2mくらいになる大型のセリ科の植物で、こちらでは秋になるとよく見ます。葉の鋸歯は他のセリ科の植物と比べると比較的粗めになるでしょうか、鋸歯の先端は明るい色をしています。葉柄の付け根部分でカクカクと曲がり、出始めの葉で顕著に見られました。

(撮影日 2021/9/11)


ハッカ

2021-09-20 | みんなの花図鑑

ニホンハッカ(和種ハッカ)だと思っていましたが、花をよく見ると雄しべが花冠から飛び出ておらず雌しべのみが飛び出ているので、洋種ハッカのような気もします。逸出したニホンハッカの栽培品種かとも思いましたが、自生種と栽培品種の花の違いが分からないので、タイトルは和種でも洋種でもない広義のハッカということで^^; 葉を揉むとハッカのスーッとした良い香りがします。

(撮影日 2021/9/11)


ツユクサ

2021-09-20 | みんなの花図鑑

下にある白いツユクサは写真では白花に見えますが、肉眼で見るとごく薄く青みがかっていました。上にある通常の青いツユクサは萎んでいますが、下の白いツユクサはまだ開いています。日当たり具合にもよるのかもしれませんが、花色の違いで一日花の萎み具合に差が出るようです。

(撮影日 2021/9/11)


イシミカワ

2021-09-20 | みんなの花図鑑

花は黄緑色をしていて開口部がわずかに開くだけなので、イシミカワのブルーベリーのような色の実と比較すると、花は咲いていても目立つ事はありません。実は別日に撮ったものですが、花とは違いよく目立っていました。

(撮影日 2021/9/11)


ナベナ

2021-09-19 | みんなの花図鑑

ナベナの小さな花は元々早くに落ちるように感じていましたが、長雨が続いたせいか、見かけた個体はほとんど花が落ちていて花後の姿になっていました。一度綺麗に咲き揃ったナベナの花をじっくり見てみたいとは思っていますが、小花が半分落花していたりもう花後の姿だったりと、なかなかタイミングが合わずにいます。


ママコノシリヌグイ

2021-09-19 | みんなの花図鑑

ママコノシリヌグイの茎や葉柄にある鉤状のトゲは、見ているだけでも痛そうに感じます(実際にひっかかっても痛いです^^;)。花姿はミゾソバと似ていますが、葉の形は二等辺三角形をしていて、ソバの葉と似た雰囲気があります。

(撮影日 2021/9/9)


イヌトウバナ

2021-09-19 | みんなの花図鑑

花色の白さや葉の形、がくや茎に毛が多く見られる事からイヌトウバナのようです。成長が進み、輪生する花と花の間が間延びしてクルマバナのようになっています。小さな花はほとんど落花していて、まばらに見られるだけでした。

(撮影日 2021/9/9)


コクワガタ

2021-09-19 | 昆虫

体長が3㎝くらいだったのでコクワガタでしょうか。泥だらけな個体がネットにつかまっていました。ネットの細い綱部分を一生懸命登って来たのでしょうか、「何故こんな所に?」と思ったコクワガタです。

(撮影日 2021/9/9)