卓球の歴史は、19世紀後半にイギリスでスタートしました。もともとテニス選手が、雨でテニスが出来ず退屈だったので室内のテーブルの上で時間つぶしに遊んだのが始まりといわれています。卓球はテニスから生まれたスポーツなんです。バドミントンの起源もイギリスで、バドミントン村で行われたパーティの時、雨が降ってきたので、シャンパンのコルク栓に鵞鳥の羽根を刺し、テニスのラケットで打ったのが始まりだそうです。天気が変わりやすく、雨の多いイギリスだからこそ誕生した逸話です。
卓球は始めの頃は頃は長い柄のついたラケットとコルクの球を使用し、ラケットには革や紙やすりなどを張っていたそうで、その後、ラケットは現在のように短くなりラバーもゴム製のものになり、ボールはセルロイド製にかわりました。
1902年のこと。イギリスのE・Cグッド(グード)という人物が薬局でお金を乗せる皿を目にした時、グッドアイディアが浮かびました。ゴム製で突起のあるその皿を木のラケットに張ったのです。わずか数週間の練習後、測り知れない上達をし、イングランドのタイトルを取ったそうです。
長い柄のついたラケットはバトルドア・ラケットといい、革張りでしたが、天気が悪くてしめってくると、革のはりがたるんできたし、長い柄が邪魔ですばやいプレーができませんでした。だからやがて木のラケットが主流になっていったのです。