僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

漱石と一葉

2009-03-11 21:14:03 | 文学


 あまりにも有名な夏目漱石と樋口一葉の写真です。
樋口一葉の父親が夏目漱石の父親の同僚だったために、二人の間で結婚話が進んでいました。ところが一葉の父親が亡くなり。一葉自身も二十四歳で亡くなったため、この話は立ち消えになったそうです。

 なお結婚話が進むうちに、一葉の父からたびたび借金を申し込まれたそうです。
当時、一葉の家は、父親が事業に失敗し、多額の借金を抱えていました。それも破談になった原因といわれています。

 その後、漱石は愛媛県の松山中学校在職中に貴族院書記官長、中根重一の長女鏡子と見合いをし、熊本の五高に転勤した後に結婚しました。当時漱石は二十九歳。鏡子は十九歳でした。

 もし漱石と一葉が結婚していたら、どんな文才のある子どもが生まれていたでしょうか。

刻印

2009-03-11 20:18:07 | Weblog



[ワシントン 10日 ロイター] 米国歴史博物館は10日、リンカーン元米大統領が使用した金時計の内部に、時計修理工がひそかに彫った南北戦争の開始を示す刻印を確認したと発表した。刻印の存在については、リンカーン大統領自身も知らなかったという。
 刻印は、リンカーンの時計を修理していた時計屋のジョナサン・ディロン氏によって1861年4月13日に彫られたもので、その前日に始まった南北戦争に関して「サムター要塞が反逆者に攻撃された」「わたしたちには政府があることを神に感謝する」などと記されている。
 ディロン氏はその45年後に、ニューヨーク・タイムズ紙に刻印を入れたことを告白。今回、同氏のひ孫の息子から刻印について知らされた博物館が、実際に時計の内部に存在することを確認した。
 同博物館は「一介の時計屋が後世に何か残そうという思いにかられた歴史の一面だ」としている。