僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

褒め上手

2009-03-23 23:42:32 | Weblog
斎藤茂太の祖父は「人をおだてて乗せる」ことがとても上手でした。誰かが仕事をうまくやれば
「いやー、あなたはほんとに優秀だね」
とほめ、廊下ですれ違えば、
「ご苦労、ご苦労。毎日よくやってくれてるね」
とねぎらい、来院者の子どもを見れば抱き上げてお世辞を言うのです。
「おー、賢そうなお子さんだ」
祖父は精神科の医者なので、褒める事の効果をよく知っていたのでしょう。
人間はほめられると、いい気分になれます。自分のことをよくいってくれる人には、悪い感情を抱かないものです。
「○○さんが、あなたのことほめていたよ」
と人伝に聞いたりすれば、自分も朗らかになれるし、自信もつくし、自分のよさを認めてくれた○○さんに好感を持ちます。人の心理は単純なのです。

コツはやり過ぎず、歯の浮くような褒め言葉は避け、さりげなく言う事です。
「お、さすがだね」

「君なら次はもっとうまくできるよ」など
無邪気に笑いながら、褒めながら・・・

カルボナーラ

2009-03-23 23:12:59 | Weblog


カルボナーラ(Carbonara)とは「炭焼のパスタ」(炭焼職人風)といわれるパスタソースの1種です。まろやかでコクのある味わいが特徴です。カルボナーラはイタリア語で“炭焼き職人”という意味です。炭焼人(Carbonari)が仕事の合間にパスタを作ったら、手に付いた炭の粉が落ちてこんな風になるのではないかという感じの黒コショウをからませた味わいのあるパスタです。本来、炭焼小屋で簡単に作れるようにしたパスタ料理である為、本場イタリアでは生クリームを使いません。

典型的なものは、ベーコンを炒め、それに生クリーム、チーズ、卵黄、粗挽き黒コショウを加えてソースとします。非常にこってりとしたソースであるため、パスタには太くて平たいフェットゥッチーネやタリアテッレが用いられることもあります。パルミジャーノ・レッジャーノや塩漬けの豚肉であるパンチェッタ等を用いると、なお美味しくなります。

君子は豹変す

2009-03-23 21:50:30 | Weblog
「君子は豹変す」とは、君子が過ちを悟ってすぐ善に戻る様子をいいます。豹は秋になると美しい毛並みになることから生まれた言葉です。本来良い方向へ変わることの意味ですが、現在ではその逆に、態度や主張などを情勢の変化と共にいとも簡単に変えることを指して用いることが多いです。

易経によると「君子は豹変す、小人は面を革(あらた)む」と載っており、後半の意味は「小人はただ表面を取り繕うだけだ」となります。

いしる鍋

2009-03-23 19:50:26 | Weblog


石川県能登地方の鍋、いしる鍋です。「いしる」は魚醤の一種で、イワシやイカの内臓を塩漬けにして、ひと夏寝かせて自然発酵した汁を煮詰めたものです。
水で10倍薄めた「いしる」に味醂を加えて出し汁を作り、これにイカや甘エビ、キノコ、野菜などを入れて煮込むのです。

秋田の「しょっつる」四国の「いかなご」と、この「いしる」の3つを日本三大魚醤と言います。

因みに世界を見渡すと、タイの「ナンプラー」、ベトナムの「ニョクマム」はとても有名ですよね。