「そうか金のためか」とお札をばら撒かれ、「消えろ!」と航一(高嶋政伸)に罵倒されても、ぐっと屈辱を堪(こら)える祐(草剛)。
萌奈美(今井みき)の心の支えになるためにガラス細工の鶴をもって病院に赴く祐。
病室を抜け出した萌奈美は帰り際の祐を呼びとめ、ベンチに腰掛ける。
「僕はあなたが辛いとき話を聞いてあげる」
穏やかだが芯のある言葉だ。
抱き寄せるわけでもなく
口付けるわけでもなく
ただそっと寄り添い 手を握る。
萌奈美は祐との出会いの記憶をなくさないために手術をしない決心をする・・・
冬の桜(啓翁桜)の花言葉・・・冷静・純潔