僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

実力が優劣つけがたいときに使う言葉

2012-10-29 16:04:15 | ことば
歴史上のライバルで有名なのは、川中島で戦を繰り広げた武田信玄と上杉謙信であろう。

互いの実力が拮抗しており勝敗がつかなかった。このように二人の実力に差がなく、優劣をつけられないときに使う言葉に互角がある。「互角に張りあう」とか「互角に渡りあう」などと使う。

互角の語源は牛の左右の角は長短・大小の差がないことから、二つのものが同等であることを言うようになった。互角互格と誤用しないようにしたい。 室町時代以前は互角牛角といったらしい。

互角と同じような言葉に伯仲がある。「実力伯仲」などと使う。
伯仲の「伯」は兄弟の序列で最年長の人を表す。「仲」は序列で中にあたる人、次兄をさし、兄弟の年齢を上から順に「伯」、「仲」、「叔」、「李」という。
伯仲は本来、長男、次男を表した言葉だが、このふたりに大きな差がないことから、力が接近し優劣のつけがたい状態を伯仲と表するようになった。


もうひとつ似た言葉に匹敵がある。比肩などよりも一般的に良く使う言葉だ。
「匹」は象形文字で、並んでいる二頭の馬の胸元を線で書いたものとされている。夫婦のことを匹偶(ひつぐう)などということからもわかる。
つまり匹敵とは、敵と並ぶ(ほどの力を有する者)と言う意味である。


出羽屋でのきのこ料理

2012-10-29 11:13:15 | 食べ物
 昨日の日曜は生憎の小雨、大井沢への紅葉狩りは100パーセント満喫とはなりませんでしたが、深山を分け入る気分は、平家落人のそれとは相反するものでした。

雨に煙る錦繍の山々です。










旧大井沢小学校で開催されている「きのこ祭り」の会場ににも赴きましたが
昼近くになったのできのこはすべて売り切れで買うことができませんでした。豚団子を食べて「かほり米」を購入して大井沢を後にしました。


 昼食は旅館も営んでいる山菜料理の店「出羽屋」へ。きのこ料理三昧という馳走の酒肴に与かりました。妻の祖父のお気に入りだったお店です。




ブナカノカ(シメジ)、アケビ、干し蕨の三点盛り


モダシ


菊と木耳のくるみ和え


コゴミの胡麻和えと食用紅花のお浸し


蕨の一本漬け


六条豆腐となめこのお吸い物


きのこたっぷりの芋煮

こんな鍋に出てきます。


最後に温かい蕎麦


妻は冷たい蕎麦


息子は「スス茸」入りご飯


器もGoodです。










部屋から眺めるお庭もなかなか趣がありました。





出羽屋をでたあと、水沢温泉に浸かり、月山名水館でお土産の木耳やらナメコやら求めて
帰途につきました。