キュークツな世の中だ。

草なぎ剛が逮捕なら、
俺は前科が３７犯くらいある。


そりゃあ、
新宿駅や渋谷スクランブル交差点で、
全裸になったのだったら、
逮捕されてもしようがない。


でも、
満月の真夜中、
気持ちのいい風が吹く多摩川の堤防、
「あぁスッポンポンで叫びてぇな」と、
俺は思う。
酒を飲んでいるなら、なおさらだ。


誰もいない公園で裸になって逮捕なら、
歌舞伎町で立ちションしてる連中もパクればいい。


みんな自由になりたくて、
もがいたりあがいたりしている。


法律をふりかざして、
解放されたい魂に手錠をかける世の中はいただけない。


おいおい、それはやりすぎだよと、
たしなめればすむ出来事だ。
　

強くないから優しくなれない。
キュークツな世の中になったものだ。

ウエストコースト。

週に２～３度、
近所の公園をウォーキングしたのち、
スポーツジムに行く。

軽い筋トレをやって、
プールを歩き、
サウナに入るのが、
おきまりのコース。


プールには、
なぜだかいつも、
ジャクソンブラウンが流れていて、
これがとても心地よい。

基本的にはメッセージソングの人なのに、
リゾート気分が漂うのが不思議である。
これがアメリカ西海岸の音楽の魅力なのだと、
あらためて思う。

もしも、
スプリングスティーンやU2やオアシスが流れていたら、
へろへろになるまで泳ぎまくってしまうだろう。


メッセージ＋リゾート。
意外と深かったんだね、
ジャクソン。

聴き直してみま～す。