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vagabond moon

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笑いと音楽。

2013-03-03 07:54:01 | 人間は考える葦である
久しぶりに落語。
権太楼、さん喬。
ど真ん中の三列目という特等席。
演目は十八番の「らくだ」と「幾代餅」。
声使いや表情がはっきり見て取れてありがたい。


「らくだ」はRock'n Roll、「幾代餅」はバラード、
音楽に例えるとそんなところだろう。
破壊も愛も笑いに変えて生き続ける古典芸能の中に、
音楽のヒントがある。


たとえばボブ・ディランやトム・ペティや初期のブルース・スプリングスティーンを観るとき、
微笑んでいる自分に気づく。
少し奇妙な動きと歌。
コメディの要素を身につけているパフォーマーは魅力的だ。


そんなことをぼんやり考え、
会場の駐車場でコインを入れていたら、
最後の100円が車の下へポロリと落ちた。
這いつくばる俺の姿はコメディだが、
誰にも見られたくない、と、そう思った。