vagabond moon

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ライブの前には、何かが起きる。

2011-08-12 10:15:14 | 人間は考える葦である
ギター選びで大事なのは、
ネックの状態です。
弦の張力で曲がったり捻じれたりしていない、
ストレートネックが好まれます。



が、
人間の場合は最悪。



「高橋さん、ストレートネックですね」
「はぁ」
「ほら、横から見ると首が真っ直ぐでしょ、ばねの役目が全くない」
「…」
「だから肩に負担がかかるんです」



今朝、整形外科でレントゲンを撮った時の会話です。
昨夜から肩がジンジンして眠れない。
右手が上がらなくなってしまいました。



肩関節にはカルシウムの付着もあって、
動きの邪魔をしているらしいです。
ともかく痛い。



右手如金属棒三角巾状態。




あぁ、
ライブが近いのに。
ギター、弾けるのだらうか。



不安に駆られながら、
いただいた座薬を、
ただただ見つめるのです。

環六ガス欠物語。

2011-08-09 16:51:33 | 人間は考える葦である
歯医者のある青山から、
山手通りを抜けての帰り道、
プスっとエンジンが止まった。



キーを回すが掛からない。
あたしゃ意地でもここを動かんからね、と、
愛車は抗議行動の老婆になった。



37度の炎天下。
俺が引き起こした渋滞で、
ドライバーたちの目つきが怖い。
普段は人の良いはずの個人タクシーの運転手が、
チっと舌を鳴らす。



殺される前に、まずは、
JAFと警察に電話。
JAFが来るまで40分、
できるだけはやく路肩に寄せないと、
愛車と俺はさらしもののままである。




20分間、好奇と非難の視線に耐え続け、
ようやくお巡りさん到着。
  



「どしたの?」
「急にエンストして、うんともすんとも言わないんです」
「ガソリンは?」
「レッドライン超えてますけど、まだ残ってるはずです」
「でもホレ、ここ坂道だからさ。タンクの角度によっては流れて行かないんだよね」
「…」



通行人にも手伝っていただき、
道端の駐車場に車を押し入れる。
「じゃ、高橋さん。あとはJAF待っててね。ガス欠だと思うよ~。」



30分後、
「遅くなりました~」と、JAF到着。
5リッターほど、ラブ注入。
車はドドスコスコスコと、エンジンを響かせました。




一時は愛車のせいにした、
自分を責め、
帰り道、車検の手配をしに、
修理工場に立ち寄ったのです。














四国日帰りライブ、長~い一日。

2011-08-08 08:34:46 | ライブ
午前4時、起床。
入浴、髭そり、ギターセットアップ、着替え詰め込み。
午前6時、車に乗り、道すがらスタッフ浅野、加藤いづみをピックアップ。
一路羽田へ。



ロビーでビールとカツサンド。
午前8時30分、フライト。
機中爆睡。
あっというまに、松山空港。
FM愛媛、和田さんがお出迎え、
「お久しぶりっす」。



タクシーで超巨大ショッピングモール、エミフルMASAKIへ。
午前11時、音出しチェック。
モール内なので、ぐわんぐわんに響いて、ひと苦労。
リハーサル終了。
正午、高級仕出し弁当で楽屋昼食。



加藤いづみ、浅野は別の現場へ。
本番まで4時間。



まずはマッサージ。
モール内の「元気堂」。
少し元気になって、
モール内の「JINS」。
コンピューター用の眼鏡を予約。
ギターの弦が不足していたので、
モール内の「島村楽器」。



午後2時30分、楽屋に戻って、
西村賢太「小銭をかぞえる」を読み、午睡。



午後3時、加藤浅野が戻ってきて、
局アナ+加藤で、ライブ前のトークショーが始まる。
予約していた眼鏡を取りに行き、ストレッチ。
午後4時、ライブ開始。



小一時間でステージ終了。
楽しみました。
お客さん、いい顔。
知り合いと、若干話し、後片付け。
午後5時30分、タクシーで松山空港へ。



チェックインを済ませ、
午後6時30分、FM和田さんを交えて、
空港食堂で打ち上げ。
「お疲れさま~」。
肱川ラーメン、美味い。




午後7時30分,松山発。
ふたたび機中爆睡。
午後9時、車に乗り込み羽田出発。



加藤、浅野を送り届け、
渋滞に巻き込まれ、
午後11時、我が家へ帰還。




三日分生きたような、
長~い一日でした。



写真は、
朝まるで弱い浅丘雪路、
ではなくて、加藤いづみ。








携帯成仏。

2011-08-05 05:46:17 | 人間は考える葦である
突然、携帯が、
うんともすんとも言わなくなった。
電源が入らない。



仕事の連絡もあるし、
スケジュールも携帯を見ないと分からない。



パニックである。
頭皮を半日かきむしりたいくらい、
パニックである。
シーツの端っこを犬歯で噛みながら、
キーッと悲鳴をあげたいくらい、
パニックである。



ショップに行き、
症状を話す。
電池を替えたり、
いろいろ手は施したが、
とうとうショップの
お姉ちゃんもため息。




「データはカードに保存なさってますか?」
「いいえ、そのようなテクニックを持っていません」
「では修理に出しても、電話帳その他、消える可能性大きいです」
「そ、そんなぁ、お慈悲でございます、お代官様」
「今更、すがっても遅いわぁ、この、こわっぱめ!」



お代官様にワンチャンスいただき、
携帯を持ち帰る。
オンオフボタンを押し続け、
指紋が無くなりかけたころ、
おぉ~、液晶が立ち上がった!



急いでデータをカードに保存。
全て移したところで、
ふたたび携帯成仏。
最期に根性をみせてくれた。
よしよし。



修理に出し、
代わりのモノを貸りて、
急場を凌いでいる。



あぁ、
たかだか10センチ程度の小箱に、
なんと振り回されたことか。
いまさらながら、
携帯依存の自分に気づく。




しょうがないな。




なくても平気。
と、思っていたけど大間違い。
出会いや思い出が、
携帯電話にたくさん詰まっていたのでありました。




写真は、携帯カメラ最後の一枚。
朝、左足にじゃれる、スミレさん。









つだの秋。

2011-08-02 18:16:32 | 
つだみさこの録音データ、
いじってはコピー、
いじってはコピー。
家でシコシコ、コンピューターと向かい合っています。



つださんは素晴らしいシンガーソングライターなのですが、
忙しい、
体力不足、
のんき、
がんこ、
AB型、
と言う不安定な要素をいくつか持っているので、
唄入れに少しばかり時間がかかってしまいました。



しかし、
苦節○年。
この秋にはCDが発売できそうです。



良い曲ばかり。
良い唄ばかり。



柿や栗の季節、
つださんの作品も、
実りの秋の一品として、
味わっていただけたら、
美味しく嬉しいです。
今からとても楽しみ。




でも、
やっぱり、
コンピューターは嫌い。




つださんの唄が好きなのは、
それが、
コンピューターの対極にあるからです。