風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

田中豊美さんの作品、暁の急襲

2025-01-13 | 動物画家、田中豊美さん
夕刊三重正月号、「動物画家田中豊美さん」2ページ
田中さんの背後の作品が気になります。

「暁の急襲」トラが大きいシカ、ワピチに襲いかかる瞬間です。

淡いオレンジに森が明けはじめる、
雪が輝き、今日が始まる、
草食動物のワピチ、餌を求めて深い森に足を踏み入れてしまったようです。


ワピチはヘラジカに次いで体の大きいシカ、
枝状の角は毎年生え替わり、1m~1.5mもあります。
繁殖期になるとこの角でオス同士の激しい力比べが繰り広げられます。
一番強いオスが全てのメスを従えたハーレムを作るといいます。

強く大きい雄ワピチに襲いかかるトラ、
今日を生きるための狩り、今日を生き延びるための闘い、

田中さんの絵は次の動きが見えるようで。
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トラの巣穴は安住の場か?

2025-01-10 | 動物画家、田中豊美さん

夕刊三重正月号、1ページに掲載された絵筆を持つ田中豊美さん、
描かれているのは、
2024年11月完成した最新作品です。

「岩山の巣穴」


トラの子供は成獣になるまでの3~4年を母親と共に生活します。
子供が母親の縄張りを離れ、独立していく日まで
この巣穴は母子にとって安全な住処なんでしょうか?

この母トラはくつろいでいるのでしょうか?
明日の食料を思い、憂いの表情でしょうか?

視線の先は、小さくなっていく緑の森なのか?

今、トラは絶滅の危機に瀕しています。
トラを脅かす密猟は今も絶えることがないようです。

生息地として守らなければいけない森林が減少していきます。
農地開発等で広大な森林が開拓され、人間が生息地域まで侵入していきます。
その影響は、木が倒されるという一つの行為にとどまらず、
そこに生息する植物が減り、草食動物が生きていけない、
肉食動物が食物を得ることが困難になります。
家畜や人を襲う動物は害獣とされてしまうのです。

トラの生息地域を人の手によって分断してしまうことも、
遺伝子の多様性をなくし、子の数の減少や生存率の低下に繋がります。

人のせいばかりでなく、
地球温暖化の影響で雨が全く降らず、大規模火災が森を焼き尽くす・・・
想像を絶する大洪水が全てを飲み込んでしまう。

トラの住む森ばかりでなく、
今私たちの身近な問題として突きつけられているのです。
私が孫達の未来を憂うように、
このトラの母も生きづらくなっていく明日をみているようで。
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田中豊美さん、ベンガルトラ

2025-01-05 | 動物画家、田中豊美さん
「狩りの後」


水辺のベンガルトラ、
獲物を追いかけた後の息づかいが聞こえそう

暗く、少しだけきらめく水場の美しいこと。



毛の短いベンガルトラ、筋肉の美しさが際立っています。
筆でこの表現が出来るなんて、田中さんはすごいです。

田中さんとこの絵を前にお話し聞いてみたいですね。

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田中豊美さんが好きなトラ

2025-01-03 | 動物画家、田中豊美さん
動物画家 田中豊美さん、
トラが大好きでたくさん描いていらっしゃいます。

「月下の狩り」アムールトラです。


田中さんが「いちばん好きな、力を入れた作品」だそうです。





1mを超える大きい作品、実物を見てみたいですね。


田中さんの描くトラに「アムールトラ」と「ベンガルトラ」があります。

「トラの違いが良くわかないんですが、見分け方は?」とお尋ねすると、

「アムールトラは寒いシベリアの気候に対応して、
毛が長く体格も大きく、しっぽが太いから見分けられるよ」
「ベンガルトラは短い毛でインドの熱帯気候に合わせている」そうです。

田中さんのアムールトラが雪の中に描かれている理由がわかりました。

次回はベンガルトラを。

田中さんのご了承を得て紹介しています。
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動物画家 田中豊美さん正月号に

2025-01-01 | 動物画家、田中豊美さん
2025年素晴らしい年のスタートとなりました。

夕刊三重 
「動物画家 田中豊美さん」大きい見出し、8段抜き、
絵筆を握る田中さんの写真は半ページ。


ページをめくると、見開きのArt Gallery

たくさんの絵を掲載していただきました。



カラーの3ページ記事なんて今まで見たことないよ!
夕刊三重さん、ありがとうございます。

田中さん、素敵な年明けです、ありがとうございます。

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