プールサイドで赤いハサミが鮮やかなカニと出会いました。
「あれ?カニって木登りできるんだ」、
昔話の「さるかに合戦」を思い出してしまいました。
子供連れの若いパパさんに「カニが木登りしていますよ」と声をかけたら、
「アカテガニ(赤手蟹)台湾にいるカニですよ」と教えてくださいました。
「近くに巣があるはず・・・」と探してみると、
木の根っこ付近に土に小さい穴がいっぱいあって、カニが覗いています。
アカテガニは大人になると湿気のある森や岩場で生活し、
危険を感じると近くの穴や隙間に逃げ込む習性もあるのです。
アカテガニはこんなにきれいなプールサイドで暮らしていました。
「アカテガニ」のこと、後で気づいたのですが、
夏の夜、たくさんのメスのカニが産卵のため海に集まってくる光景をTVで見たことがありました。
7月~8月の大潮の夜、 アカテガニのメスは産卵のために海岸へ向かいます。
アカテガニの卵は海中でプランクトン生活を送り、
ゾエア幼生→メガロパ幼生→小ガニと成長するたびに名前が変わっていきます。
10月頃に小ガニへ変態を終えると上陸して陸での生活を送ります。
出会った2日後が大潮でした、夜に海に向かったんでしょうか?