松阪市「岡寺山継松寺」で行われる初午大祭、
今年は3月4日(土)宵宮、3月5日(日)本日です、
町にポスターが見かけられるようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/f7/66bb354d1ca0374d1476589db20db5d9.jpg)
このポスターを描いたのが田中豊美さんなのです。
昭和40年頃、田中さんが25~26歳頃のことだそうです。
勤め先の印刷会社にポスターの注文があり、田中さんに仕事が来たのです。
どうしたものかと悩んだ末に得意なペン画で手掛け、
全体を描かず白地を多くして描き上げたそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/16/b44aa28da3a8d89db063a6f44da9b4f4.jpg)
「今も昔のポスターが使われているらしいね」と田中さんから聞いていたので、
岡寺山へポスターをいただきに行って来ました。
若いご住職は作者のことをご存じではなく、
「描かれている大提灯は50年前に降ろしてしまいました、
夏の祭りにも同じデザインを使っていますから、送ってあげてください」と
2種類のポスターをいただいてきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/6a/3df0e000a246c22ca4e4c139d3186d62.jpg)
田中さんに届けると大喜び、
「50年以上見ていなかった、懐かしいなぁ」と。
岡寺山 継松寺は、
天平15年に行基ボサツが建てた日本最初の厄除観音の霊場です。
この地方では有名な春のお祭り「初午大祭」
60年近く前から使われ馴染んでいるポスターの描手が誰なのか?
知る人は限られ、ほとんどの人が気に留めることもなかったでしょうね。
今、伝えておかないとね。
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