風とみどりに! 

風の訪れる庭、みどりに戯れる日々の記録

孔雀サボテンと月下美人

2022-05-31 | みどりの記録
「孔雀サボテン」に蕾がつきました。
昨年、友人のKちゃんにいただいてきた小さい株です。

「こんなに早く花がつくとは嬉しいね」と喜んでいたら、
蕾が赤く変色し始めました、こうなると成長ストップ、落花です。


「孔雀サボテン」と「月下美人」は花がよく似ていますが、
葉の形状、蕾のつき方、花の咲き方、少し違いがあります。
花は残念だったので、葉の違いを比較してみます。

左の「孔雀サボテン」の葉は肉厚で細め上に伸びていきます。
右の「月下美人」は広く下に垂れていく葉です。
「孔雀サボテン」の葉は、サボテンらしく小さい刺があります。


「月下美人」の葉は、濃い緑で幅広、少し波打つ感じで刺はありません。


「孔雀サボテン」の特徴は、
花が咲くのは5月~6月、花色は白以外にも色々あります。
花は夕方から咲き始め、翌日も咲きます。
蕾は上向きに出ています。


「月下美人」は、(昨年9月の記録ですが、)
6月~7月頃の夏と9月~10月の秋に開花、花色は白のみです。
花が咲くのは夜から明け方まで、蕾は横か下向きにつきます。


開花が近づくと花の茎が長く伸びて、U字に曲がって上に向きます。


そして夜に甘い香りを放ちながら、一夜限りの花が開きます。


30年位前、友人から「月下美人だよ」と一枚の葉をもらいました。
大切に育て、3年位した頃蕾がつきました。
嬉しくてワクワク開花を待ちました。そして・・・
なんと開いたのは濃いピンクの花、「孔雀サボテン」だったのです。
それは華やかで、花に不満はなかったのですが、
月下美人は当時珍しく貴重な花と思って育てていたのでショック!

あのとき友は、葉を間違えたのか、月下美人と信じていたのか?
聞けずじまいになってしまいましたが、今でもよく思い出すエピソード。

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