皆さんは、「どこでもMY(マイ)病院」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、政府のIT戦略本部が推進している「新たな情報通信技術戦略」の中の医療分野の取り組みのひとつで、簡単に言うと、「自分の医療や健康の情報をIT技術を使って自分が管理し、活用するしくみ」です。
例えば、これはいくつか考えられている方法のうちの一つですが、
AさんがB病院で診察を受けると、
窓口でAさんのICカードや携帯などに、処方薬の情報・検査のデータ・診療明細などがインプットされます。
Aさんが別のC病院で診察を受ける時、この端末を窓口に提示すれば、
C病院ではそのデータを読み取ることで、初診でもスムーズに対応することができます。
その他、
・自分の毎日の体重・血圧・血糖値等を入力すれば健康管理にも役に立つ。
・薬の重複投与やアレルギー、副作用のチェックなど、薬剤管理が容易に。
・災害時や救急時、または遠隔での診療などでも医療行為がスムーズに行える。
・「急性期は大病院に入院し、退院した後は自宅近くのかかりつけ医へ」などの地域連携医療が促進。診察券1枚でどこの病院の診察もOKに。
など、多くのメリットが挙げられます。
しかし一方では、
・大病院はともかく、オンライン化する際の経済的負担をどこまで地域の診療所が負えるのか
・個人情報のセキュリティは守られるのか
などの問題も考えられますね。
一見、自分の体を自分で管理しているようでも、結局は第三者の手に情報が渡るということですものね。
流出や改ざんの危険性は常に付きまとうでしょう。
従って、国民総番号制度と同様、違和感を感じる人は少なくないと思います。
果たして簡単に普及するのでしょうか・・・。皆さんは、どう思われますか?
この「どこでもMY病院」構想は、2011年5月に具体策が取りまとめられ、すでにモデル事業が始まっています。
実現可能なところでは、現在紙ベースの「お薬手帳」の電子化から着手し、2013年にはサービスが開始される予定です。
さてさて、今年の「ミカのメイクオフ日記」、
今回のように、薬剤師の立場も活かして、
皆さんにお知らせしたい医療や薬の情報なども、気まぐれにアップしていきたいと思っています。
何しろ日進月歩の世界だから、置いて行かれないように時々勉強しなくてはね(^_^;)
これは、政府のIT戦略本部が推進している「新たな情報通信技術戦略」の中の医療分野の取り組みのひとつで、簡単に言うと、「自分の医療や健康の情報をIT技術を使って自分が管理し、活用するしくみ」です。
例えば、これはいくつか考えられている方法のうちの一つですが、
AさんがB病院で診察を受けると、
窓口でAさんのICカードや携帯などに、処方薬の情報・検査のデータ・診療明細などがインプットされます。
Aさんが別のC病院で診察を受ける時、この端末を窓口に提示すれば、
C病院ではそのデータを読み取ることで、初診でもスムーズに対応することができます。
その他、
・自分の毎日の体重・血圧・血糖値等を入力すれば健康管理にも役に立つ。
・薬の重複投与やアレルギー、副作用のチェックなど、薬剤管理が容易に。
・災害時や救急時、または遠隔での診療などでも医療行為がスムーズに行える。
・「急性期は大病院に入院し、退院した後は自宅近くのかかりつけ医へ」などの地域連携医療が促進。診察券1枚でどこの病院の診察もOKに。
など、多くのメリットが挙げられます。
しかし一方では、
・大病院はともかく、オンライン化する際の経済的負担をどこまで地域の診療所が負えるのか
・個人情報のセキュリティは守られるのか
などの問題も考えられますね。
一見、自分の体を自分で管理しているようでも、結局は第三者の手に情報が渡るということですものね。
流出や改ざんの危険性は常に付きまとうでしょう。
従って、国民総番号制度と同様、違和感を感じる人は少なくないと思います。
果たして簡単に普及するのでしょうか・・・。皆さんは、どう思われますか?
この「どこでもMY病院」構想は、2011年5月に具体策が取りまとめられ、すでにモデル事業が始まっています。
実現可能なところでは、現在紙ベースの「お薬手帳」の電子化から着手し、2013年にはサービスが開始される予定です。
さてさて、今年の「ミカのメイクオフ日記」、
今回のように、薬剤師の立場も活かして、
皆さんにお知らせしたい医療や薬の情報なども、気まぐれにアップしていきたいと思っています。
何しろ日進月歩の世界だから、置いて行かれないように時々勉強しなくてはね(^_^;)