10月1日から、市原市のゴミの収集方法や処理手数料が変わったこと、皆さんご存知ですよね?
注目すべき大きな改正点は二つ。
まず、粗大ごみの「ふれあい収集」が導入されたこと。
高齢者や障害者など、屋外への運び出しが困難な世帯に対し、市の職員が屋内から運び出してくれるサービスです。
基本的には、「介護保険の要介護認定を受けている・または障害者手帳で重度の判定を受けている方で、なおかつ協力できる家族がいない方」
は間違いなくそのサービスを受けられます。
しかしながら、市の担当課にもう少し詳しく伺ったところでは、
例えば若者でも、引越しをする必要があって、どうしてもすぐに粗大ごみを出したい、でも足に大けがを負って運び出せない・・・
こんな場合でも、職員が状況を判断してOKとする可能性もあるそうです。
お年寄のご夫婦だけの世帯も、たとえ介護認定を受けていなくても重い家具などは運べませんよね。
そこは臨機応変に対応してもらえるそうなので、遠慮なく問い合わせてみるとよいと思います。
それからもうひとつの大きな改正点。
今まで月2回だった資源物の収集が週1回に増えて、ペットボトルも資源として分けて集められるようになったこと。
要するに、今まで燃やしていたゴミでも、資源になるものはなるべくそちらに回しましょう、ということです。
「燃やすゴミの量を減らす」ということは、単にエコという概念的なものではなく、実は私たち市民にとって大きな意味を持っています。
私たちが出したゴミは、収集車が回収して、福増クリーンセンターという焼却場に運ばれ、そこで燃やされています。
現在、福増クリーンセンターは二つの焼却炉を持っています。
そのうちの最初に建てた古い方の炉は、今のペースで使い続けると、およそ10年後には老朽化で使えなくなると予想されています。
そうなると、新しい炉を建設しなければなりません。
今の炉の建設費はおおよそ46億円。維持費は毎年3億円かかっています。
それだけの税金が投入されるのです。
でも、もし仮に燃やすゴミの量が減って、焼却炉一つで賄えるまでになれば・・・。
新たに建設する必要はありませんよね。
税金の節約にもなるし、環境にも優しい。
資源ごみ回収にはそんな大きな意味があるということを、少しでも多くの市民が理解して取り組んでもらえればと思います。
担当課の職員の方も頑張っていますので、ぜひご協力を!