引きこもりの長男を殺害した元事務次官の初公判が報道されています。
改めて「8050問題(80代の親が50代の子どもの生活を支える引きこもりの高齢化)」の深刻な実態が浮かび上がってきました。
私も、市内の引きこもりのご家族の定例会に参加していて、本会議でも支援の必要性を訴え、これまで何回かブログにも書いてきました。
引きこもりは表からはなかなか見えない。年月を重ねるほどに親も高齢化して社会から孤立ししていく。
そして、不登校、就労問題、生活困窮、発達障害、介護・・・複合的な問題をいっぺんに抱えていて、各々の縦割りの支援の枠組みではおさまらない。
ここがこの問題の一番難しいところだと思います。
まずは、身近な地域にワンストップで気軽に諸々の福祉の相談ができる窓口が必要です。
今、国をあげて地域共生社会の構築を目指しているところです。
引きこもりへのアプローチは、行政や地域がこの「丸ごと支援する」仕組みをどうやって築いていくかを考えるうえで、様々な示唆を含んでいると思います。
市原市も、この問題に正面から向き合おうとしています。
写真は、3カ月ほど前に開かれた、引きこもりの家族会「かめとうさぎの会」の皆さんと市の担当職員との懇談会の様子です。
ざっくばらんな雰囲気で、双方本音で語り合う充実した意見交換となりました。
私が何より嬉しかったのは、この会合が当事者側から要望があったからではなく、市側の「当事者の生の声を施策に反映したい」という要望から実現したという点。
私の知る限りでは、審議会やワークショップなどのフォーマルな場以外でのこういった意見交換は、ほとんどなかったと思います。
来年早々には市主催で講演会も開かれます。
講師は、ジャーナリストの池上正樹氏。
TVにも多数出演し、20年以上にわたる引きこもりの取材から見えた現実を訴えておられます。
この問題は、行政だけでは解決できません。ぜひ多くの市民が自分たちの身近な問題として考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
『取材現場から見えてきた「8050問題」を考える』
日時:2020年1月25日(土) 14:00~16:00
会場:市原市消防局 2階 講堂
要予約
改めて「8050問題(80代の親が50代の子どもの生活を支える引きこもりの高齢化)」の深刻な実態が浮かび上がってきました。
私も、市内の引きこもりのご家族の定例会に参加していて、本会議でも支援の必要性を訴え、これまで何回かブログにも書いてきました。
引きこもりは表からはなかなか見えない。年月を重ねるほどに親も高齢化して社会から孤立ししていく。
そして、不登校、就労問題、生活困窮、発達障害、介護・・・複合的な問題をいっぺんに抱えていて、各々の縦割りの支援の枠組みではおさまらない。
ここがこの問題の一番難しいところだと思います。
まずは、身近な地域にワンストップで気軽に諸々の福祉の相談ができる窓口が必要です。
今、国をあげて地域共生社会の構築を目指しているところです。
引きこもりへのアプローチは、行政や地域がこの「丸ごと支援する」仕組みをどうやって築いていくかを考えるうえで、様々な示唆を含んでいると思います。
市原市も、この問題に正面から向き合おうとしています。
写真は、3カ月ほど前に開かれた、引きこもりの家族会「かめとうさぎの会」の皆さんと市の担当職員との懇談会の様子です。
ざっくばらんな雰囲気で、双方本音で語り合う充実した意見交換となりました。
私が何より嬉しかったのは、この会合が当事者側から要望があったからではなく、市側の「当事者の生の声を施策に反映したい」という要望から実現したという点。
私の知る限りでは、審議会やワークショップなどのフォーマルな場以外でのこういった意見交換は、ほとんどなかったと思います。
来年早々には市主催で講演会も開かれます。
講師は、ジャーナリストの池上正樹氏。
TVにも多数出演し、20年以上にわたる引きこもりの取材から見えた現実を訴えておられます。
この問題は、行政だけでは解決できません。ぜひ多くの市民が自分たちの身近な問題として考えるきっかけにしてもらえたらと思います。
『取材現場から見えてきた「8050問題」を考える』
日時:2020年1月25日(土) 14:00~16:00
会場:市原市消防局 2階 講堂
要予約