市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

医療的ケア児・者について

2019-12-13 | 障がい者
12月議会の本会議4日目。

個別質問で、6名の議員が登壇しました。
森山さんも5番目に登壇。「医療的ケア児・者」について、ガッツリ質問しました。

医療的ケア児・者とは、気管切開や胃ろう・導尿など、日常的に医療行為が必要な方々のこと。
医療技術の進歩に伴って、在宅で生活を送る方が増えてきているのですが、行政による支援は全く追い付いていません。

まず、医療的ケア児・者と聞くと、私たちはつい身体や知的が重度の場合を想像してしまうと思いますが、それは誤解です。

例えば、
寝ている間だけ呼吸能力が低下するという生まれつきの難病で、気管切開をしている3歳のお子さんがいます。
睡眠の時だけ呼吸補助装置をつけていますが、起きている間はそれも必要なくて、身体・知的ともに全く遅れはなく、病気がちでもなく、元気に走り回っています。
ただ時々痰の吸引という医療行為が必要なだけ。

それだけで、園や地域の学校に通うことができない。それが現状なのです。

受け入れ側(行政)としては、看護師の配置または医療行為の研修が必要だとか、医療機関のバックアップ体制づくりや、何かあった時のためのマニュアルの作成など様々な準備が必要になりますが、ぜひ「誰一人取り残さない社会」に強い決意で臨んでもらいたいと思っています。

それから、災害時も。
医療的ケア児・者が避難してきたら、尻込みせず受け入れてほしい。
水と電源と体を休める場所さえあれば、他に特別なものは何もいらないのだから。

森山さんの当事者目線が光る質問でした。お疲れさまでした!

彼女の写真を載せたかったのですが、うっかり撮り忘れて・・・。
代わりに、私の教育民生常任委員会での写真をもう一枚。
この隠し撮りっぽい感じが、意外に気に入っています(笑)。

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