市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「小規模学級特認校」児童募集

2012-10-16 | 教育
市原市では、来年度から、「小規模学級特認校」という学校制度を新たに開始します。
これは、学区にとらわれず市内全域から児童を募集し、少人数学級で特色あるきめ細かい授業を行うというもので、海上小学校と国府小学校の2校で行われます。

今日は、そのうちの海上小学校で学校公開が行われるということを知り、私も見学に行ってきました。

自分の子どもが通う学校でなければ、他に学校内を見るチャンスってなかなかないものですよね。
初めて訪れた海上小学校でしたが、とても開放的なつくりでビックリ!







創立124年。歴史ある学校なのですが、8年前に改築されてとても近代的できれいな校舎です。
おまけに、周りは豊かな自然と素朴な農耕地に囲まれて、抜群の環境です。
昔から造形教育に力を入れているそうで、この日の低学年の授業も図工でした。
子どもたちが、近所で拾ってきた葉っぱや枝や木の実を使って思い思いに創作をしていました。

高学年は、英語の授業です。


海上小が特認校として目指す「特色ある教育」とは、
これら外国語と図画工作、そして地域住民の協力による米作りや蕎麦打ちなどの農業体験なのだそうです。
学区外から通う場合は保護者の送り迎えが必要なのですが、
この素晴らしい環境の中で、少人数のきめ細かな授業が受けられるのは、確かに大きな魅力だと思いました。

授業参観の後の保護者への説明会では、
校長先生や市の教育委員会から特認校制度についての説明があり、他の学区から来た保護者との質疑応答が交わされました。

「入学してから、『やっぱり地元の学校の方がいい』と子どもが言ったら、転校は可能か」など、
保護者なら当然抱く不安の声なども聞かれました。


この制度は、もともと子どもの数が減ったことによる過小規模学校対策から始まったものです。
海上小学校の今年の新入生はたったの9名。このように、着実に小規模化が進行している学校は、市内に何か所かあります。
その一方で、新興住宅地ではどんどん人数が増えて新設校が作られています。
こうしたアンバランスを少しでも緩和するのが、大きな狙いなのです。

とはいえ、学校は子供のためにあるのですから、そこに通う子供一人一人にとって最善の教育環境であるかどうかが最優先です。
この新しい制度がうまく軌道に乗って、口コミで方々から入学希望者が集まるようになればいいのですが。

来年度の募集はすでに開始しています。全学年が対象。これから申し込んでも大丈夫です。
関心がある方は、一度お子さんと学校を見学してみるとよいと思います。
疑問点は、どんなことでも気軽に学校あるいは市の教育委員会にお問い合わせくださいね。

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