突然ですが、市原市の計画では、五井駅周辺の整備が位置づけられています。
例えば駅東口は青空駐車場や空き地が多く、
「駅近なのに今ひとつ利用されていない」
「市の中心地なのに活気がない」
「フラっと立ち寄る場所がない」
と多くの市民が感じていることと思います。
そこで市は、整備計画の一つとして
更科通り(駅前通り)をシンボルロードと位置づけて、
「ウォーカブルな空間」を作ることを目指すとしています。
市の計画書から。
ちょっと見にくいですが、五井駅から伸びる矢印「シンボルロード」がおわかりでしょうか。
「居心地がよく歩きたくなるまちなか」は国交省も進めている政策で、
かなり大掛かりな計画ですが、市は実現に向けてどんな取り組みを行っているのでしょうか・・・
そこで昨日サンプラザ市原で開かれた「ウォーカブル空間形成ワークショップ」を傍聴しました。
すでに地域の町会や商店会、事業者などで構成する委員会が設けられていて、
この日は対象地区でのイベント「五井まちなか文化祭」の開催について、
アイディア出しが行われていました。
「五井まちなか文化祭」は、
駅のペデストリアンデッキや小湊鉄道が経営するカフェ、近隣の公園などで、
昨年初めて開催されたイベントです。
毎年開催することで、
地域に賑わいとまちづくりの機運を醸成するという効果を狙っているのだと思います。
ただ、市の計画のシンボルロードの実現には、
市民によるソフト事業だけでは到底追いつかないでしょう。
市は実際にどんな最終形を描いているのか、どのような手法を用いてどんな手順で整備するのか・・・
まだ全く見えていません。
例えば、こんなイメージかな?
これは、国交省のポータルサイトからお借りした愛媛県松山市・花園町通りの事例です。
6⾞線を2⾞線に減らし、⾃転⾞道を設け、歩道を最大10メートル確保、無電柱化などなど・・・
すごい。
市は今年中に「まちなかウォーカブル推進方針」を策定するとのことですので、
引き続き注視していきましょう。