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第90回箱根駅伝2013 10位から6位予選通過校

2013-10-27 22:02:48 | 高校野球(全国)

では、増枠に助けられた2校を含む10位から6位の大学を見ていきます。

第10位 城西大学  8位→免除

 

箱根では5区の選手の調整不良もあって無念の途中棄権。ただ、多少の浮き沈みはありながらも4区までの流れはそれほど悪くなく、また復路も区間10位前後相当の成績を残して、結構チーム力はあった印象だった。

 
 春先は明るいニュースが多かった。下級生の頃怪我が多かった松村選手が学生ハーフで63分台、そのまま1万も28分台をマークした。それからルーキーでは大型新人の高橋選手が5千ベスト、松村陣・菊地選手も頑張っていた。インカレでは1500で実績のある平田・山本選手の予選落ちがあったものの、2年連続主将の山口選手が3障で夢の4連覇を達成、レベルの高い5千で入賞を果たす離れ技を成し遂げた。3年生の横田選手もそのころから大きく台頭。ここまでは良い流れだった。
 
 ただ、全日本予選は全体的に息切れしていた。平田・山本・寺田選手ら箱根経験者の調子が結局上がらず、1年生に若い組を任せることに。ところが31分半ば以上かかるなど撃沈。村山・山口・横田選手はまずまずだったが、松村選手が30分以上かかってしまうなど噛み合わない感じだった。
 
 
歴史が浅いながらも、早くも2回目の棄権を喫してしまった城西大。選手の力強さの育成も求められる。今回は、もとから欠場選手も多くあまり無理はさせなかったのかなという印象。作戦的に、留学生についていった村山に貯金を作らせる作戦だったのかもしれない。さて、本戦ではその村山選手の使いどころに注目。駒澤の村山選手は5区山登りに挑戦したが個人的には5区で使ってもらいたい!
 
 
第9位 拓殖大学   免除→10位
 
昨年の予選では長いロードが苦手だったダンカン選手がまずまずの走りをみせ、59分07秒の個人2位。いい感じと思われたが、2番手の選手が51位、10番手は63分オーバーで179位に沈んでしまい、予選落ちとなった。

 要因の一つとして故障者や故障明けが非常に多かった事があげられる。3月のハーフでまずまずの記録を出していた選手の多くが外れてしまっていた。また前半戦故障で試合出場もままらなかった選手が何とか出走した、というのもあった。それにいつも前半抑えて後半あげるのが特徴だった拓大の選手がなぜか前半突っ込んでしまったのもある。とにもかくにも整わなかった。

 ただ、今年はロードだけでなく、4月のトラックから積極的に参加。下位に沈んでばかりだった全日本予選も例年に比べて比較的良かった。記録も個人個人で少しアップダウンはあるものの、日本人エースの佐護選手が28分台を出したのを初め、29分台のランナーが増えてきている。外れた主力~中堅選手も4年生の札元選手くらいなもので、
エントリー時点での波乱は昨年とは比べ物にならないほど少ない
 
 
監督のコメントによると予定通り走れた選手とそうでなかった選手両極端だったらしい。現在の実力相応の結果ではあったかもしれない。2ケタ順位が6人というのはやや明るい材料。2区(もしくは3区?)はしっかり留学生がまとめてくれそうなので誰を山に持ってくるのか区間配置に注目。
 
 
第8位 日本大学   13位→8位
 
 
勿論、キトニー選手は荒稼ぎ期待。まだ20㎞のロードの経験はないものの、常に安定して好成績をキープ。ロードで1年時に8月に14㎞区間の駅伝を走ってしっかり走っている。58分前半はいけるのではないかと個人的に見ている。これくらい走ればいくらなんでも通過は大丈夫だろう。他に強い留学生もいるが個人トップを狙ってほしい
 
 日本人はひとまず昨年出場組がどのくらい順位を上げらるか。昨年は(意図的に外してる選手あり)林77位、荻野91位、高松107位、竹ノ内115位、村越132位、となっているが、どれくらい上がる香。荻野・林選手は楽しみ。記録会出ていないのが気になるが竹ノ内選手も大幅更新するはずだ。
 
 ただ、頑張ってほしいのは4年生。怪我で今年はまだまともな記録がない田村選手。たぶん集団走の引張り役とかならいけるのではないかと思うがひとまず20㎞しっかり走れれば。日向野選手は関カレハーフで16位に入っているので、100位以内ならと思うがどうだろう。そしてある意味一番注目な森谷主将。5千で図りづらいのですが、何とか頑張ってほしいと思う。
 
 勿論、ルーキー石川選手の成績も注目だが、上級生にもちょっと楽しみな選手が多いという感じか。5千で仕上げたのがどうでるか(疲れは残らないが、長い距離の確認はしづらい)。良ければ、全日本にもつながっていきそうだ。全体的な成績をチェックしたい。
 
 
まさかの予選落ちから2年連続で8位滑り込み。すっかり留学生頼みのチームに落ちぶれてしまった・・・今年も個人順位を見ると個人によって実力差が大きいのは明白。2区だけ良くてあとは沈んでしまうようなチーム状態。予選を見る限りだと昨年とあまり変わらず明るいものはあまり見いだせなかった。
 
 
第7位  専修大学  9位→11位  

ひとまず1万29分一桁の3人、齋藤・松尾・澤野選手の3人は順調にエントリーされた。やや浮き沈みはあるものの、齋藤選手は残っているメンバーで一番トップ。松尾選手はコースが似た学生ハーフで63分台をマークしている。澤野選手もそろそろ力を発揮できるだろうか。まずはこの3人が走らないことには始まらないだろう。

 

 ただ、それに続くはず…と思われた選手が何人もエントリー漏れ。関カレ入賞した芝田選手や吉良選手は入ったが、期待の2年生の上手・森選手に、予選出走している渡辺選手など少しメンバーが外れてしまった。代わりに名前は前から聞くが伸びきらなかった4年生や1年生が大量にメンバーに入ってきた。

 

 その4年生の中では後藤・上野選手がどのくらいいくか。2人とも1年生の頃から将来の主力候補だったのだが、なり切れずにここまできていた。1年生は実績的には濱野・坂本選手がやや抜けている。駅伝でのロードの経験もあり、力はそれなりにある方だ。このあたりの底上げが如何ほどか。

 

 前半戦課題となった、その時持っている自分の力を出し切る事ができるか。課題に挙がっていたメンタル面の克服がどこまでできたか試される予選会になりそうだ。

 

 

 

伊藤監督の方針が浸透してきたのか、増枠がなくても通過の7位は満足な成績だったと思われる。飛び抜けた順位の選手はいなかったが二桁で走った選手が8人。100番台の2人もまずまずの順位で大きなブレーキもなかった。 さて、この手のチームは箱根ではだいたい苦戦する。上武大のように埋没しなければいいのだが来年に繋げるには伝統的に目立たない山攻略か。

 

 

第6位 大東文化大学   14位→4位

大東大復活の切り札と1年生の頃から言われていた市田兄弟。1年目の箱根予選は共に二ケタ順位に沈んでしまった。2年目の昨年は市田孝選手がチームトップの23位、怪我明けだった宏選手は集団走で役目を果たし、3年ぶりに本戦復帰に導いた。

  その箱根は総合12位、ステップアップにしたい今季。躍動したのは市田兄弟。孝選手は1万で表彰台に、5千でも入賞にこぎつけた。宏選手は3障で3位に入った翌日にハーフマラソンで優勝という離れ業を成し遂げた。他にも怪我明けだった片川選手がハーフで3位、3障で平塚選手が5位に入るなど収穫が多い大会だった。

 全日本予選では4年生の不振もあり、3組終了時点で通過圏外となっていた。その窮地をを救ったのはやはり市田兄弟だった。特に市田孝選手は個人4位の走り、宏選手はあまり良くなかったが、29分半ばではまとめた。じわりじわりと成績が安定してきているのは収穫だろう。
 順調にいけばトップ通過もありそうだが、全日本予選で不振だった4年生の調子がどうか。箱根2区5区をはった片川・大崎選手が前半戦終了時は良い状態ではなかった。特に大崎選手は春先に大幅ベストを出していただけに気になる。先日の記録会でも大崎選手は出場が無かった(池田選手も出場してないですかね)。
 
 また、層が非常に薄い。10人目まではいるが、11人目の大隅選手がハーフ65分59秒。あとはここまで実績があるとはいえない。主力に何かあった場合にリカバリー出来る選手がいないのは怖いところだろう。
 
 それでも上昇気流にのりつつあるのは間違いない。多くの主力は健在。昨年の予選や学生ハーフでの好走経験もある。まずは無難に通過させて、全日本駅伝に繋げたいところだ。
 
 
市田兄弟の効果ですっかり成績は安定してきた。それに続く選手も3、4年生を中心に60番台までに6人とだいぶ育ってきているが、選手層の薄さは依然解消できず。繋ぎの区間をどう凌ぐかがポイント。
 
 
次回は、予選上位通過の5校です。
 
 
 
 

 

 

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