今回は、激戦を見事通過した紙一重の大学。6位から10位で予選通過した大学を見ていきます。
6位 拓殖大学 10時間8分36秒(9位→シード)
新留学生、ワークナーと日本人エースに成長した金森が5位とタイムを荒稼ぎ。宇田、東島といった4年生の成長に馬場と戸部といったルーキーも活躍。ただチーム7人目以降が大いに不安。特に10人目の中原は予選会通過校では最も遅い194位。本戦では往路の貯金をどこまで復路でしのげるかという展開か。
7位 法政大学 10時間11分03秒(シード→12位)
昨年比-5分50秒
予選通過のボーダーと見られていたが昨年の悔しさをバネに経験組が活躍。昨年3桁順位の足羽が1時間を切る好走。有井、坂田、藤井も昨年より1分近くタイムを縮めた。主力の調子がいまひとつだったようで復調すれば本戦でも面白い戦いが出来るかもしれません。
8位 中央大学 10時間11分32秒(12位→7位)
昨年比 -5秒
昨年よりもタイムを落としている選手が散見される中、箱根駅伝経験組が奮闘。徳永、町澤、相馬がチームを引っ張った。昨年はいなかった1時間2分台の選手が2人。下位選手がいかに頑張れるかが本戦のポイントか。
9位 東京国際大学 10時間11分41秒(17位→13位)
昨年比 -6分43秒
年々タイム、順位ともにランクアップさせ創部5年目でのスピード初出場を決めた。留学生の力がピックアップされがちではあるが、3年前下級生だった選手のタイムが着実に伸びており育成力にも注目。横溝総監督と大志田監督+コーチ2名と指導体制もかなり充実していて今後伸びるか注目だ。
10位 上武大学 10時間12分04秒 (11位→6位)
昨年比 +1分44秒
エース格の不調や欠場が相次ぐ中ギリギリの戦いで何とかTOP10に滑り込んだ。いつもの集団走が出来ず上位の5人でタイムを稼いだ。下位3人は苦しく170番台。最下位通過だけに捨てるものはなにもない。本戦では思い切った作戦を見たいところ。