ワニなつノート

《56》~《66》 「なぜふつう学級?」に答える、教育以前の100の言葉(順不同) 

《56》「なぜ、ふつう学級?」

 

生まれて初めて出会う相手に心を開き、社会交流する機会を提供する場所を、ふつう学級とよぶから。

 

              □

《57》「なぜ、ふつう?」

 

目をあわせ、声をきき、遊び、学び、食べ、くつろぎ、社会交流する「つながりの形」を同級生とよぶ。

 

              □

《58》「なぜ?」

 

仲間と一緒にいることで感じることができる「安全の感覚」がどういうものかを知る基盤となる。

 

              □

《59》「なぜ、ふつう学級?」

 

美術館や博物館の社会見学が重要であり、地域のスーパーや郵便局や工場の社会見学が重要であるように、ふつう学級という社会見学と参加は、子どもにとってかけがえがない。

 

              □

《60》「なぜ、ふつう?」

 

言語理解が苦手でも、子ども時代の「視覚記憶のファイル」は豊かな方がいい。そこから連想できるイメージにアクセスし『さまざまな方法で問題を解決したり、世間を渡ったり、周りの世界を解釈したりする能力』もある。

 

              □

《61》「なぜ?」

 

この子の「ふつう」で、「世間を渡っていく手立て」を、この子がみつけられるように。

 

              □

《62》「なぜ、ふつう学級?」

 

自分の人生の主導権をつかむ感覚の一歩目は、ふつう学級がいい。

 

              □

《63》「なぜ、ふつう?」

 

自分を「待っていてくれる」人が一人でもいてくれるとうれしい。

「待っていてくれる」人が30人いてくれる体験はかけがえがない。

それが病室の時間を孤独にしないこともある。

 

              □

《64》「「なぜ?」

 

待っていてくれる人の数だけ、安全の手がかりは増える。

 

              □

《65》「なぜ、ふつう学級?」

 

ふつう学級は、障害を「直す」が一番ではないでしょ。

そのことで、何が育つかって?  

「直そうとされない、自分」だよ。

 

              □

《66》「なぜ?」

 

「いじめられますよ」という校長が子どもたちみんなに謝罪し悔い改めるように。

 

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