昨日ツバメを撮影しているときに見つけた。初めての記録。
写真のものは母種で仲間にアオテンマ、シロテンマがあるという。
オニノヤガラはラン科の多年草で、光合成を行わず、ナラタケ属の菌に寄生して養分を得る(菌従属栄養性、mycoheterotrophs)という特殊な生活をしています。
葉がなく花茎だけ真っ直ぐに付きだしている姿は一種異様です。
オニノヤガラのような無葉緑植物(腐生ないし菌栄養植物)はランの仲間ではサカネランやツチアケビなどがありますが、ランの仲間は種子に胚乳を持たない無胚乳種子を作り、その発芽とある程度の大きさまでの成長のためにはラン菌と呼ばれる真菌(=カビ)によるエネルギーの供給が必要で、多かれ少なかれ菌の恩恵を受けていると言えます。
お仲間からメールで、この植物はヤセウツボではと教えて頂いた。
調べてみると確かにヤセウツボと一致する。
Hirokouさん有難うございます!!
ヤセウツボは
ハマウツボ科ハマウツボ属に分類される寄生植物の一種。地中海沿岸原産で、日本には外来種として定着している。
一年生草本。葉緑素をもたないため全体的に褐色で、15-50cmほどの高さまで生長する。
4-6月に12mm程度の大きさの唇形花を咲かせる。花の色は黄色の他、赤褐色、黄褐色、紫色などのものもある。
マメ科やキク科などの植物に寄生し、とくにシロツメクサなどが群生しているところでみられる[1]。
等とある。