午年に因んで、鬼鹿毛に思いを馳せていましたら、
「さて鬼鹿毛が姿をば、真の漆で固めてに、馬をば、馬頭観音と斎うべし」
という一文を思い出しました。小栗判官が鬼鹿毛をて手なずける時に交わした約束です。
早速に、近くの馬頭観音にお参りして来ました。ついでに八幡様にも行って来たので、
小栗判官尽くしのスタートになりました。
ところで、4月に予定されている「アートミックスジャパン公演」は、昨年同様、
りゅーとぴあ能楽堂を会場とする予定です。予定演目は、「小栗判官車引」ですが、
八郎兵衛師匠は、能楽堂の特徴である橋掛かりを、なんとか活用するために、
餓鬼阿弥車道行きを付けるなどの工夫を凝らしています。これまでとは少し違った
車曳きになりそうですので、ご期待下さい。
伝岩佐又兵衛の絵巻「をくり」第13巻第10段(宮内庁)
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