前回、角田川を訳出していて、梅若丸の忌日が、3月15日であるとい
うことが分かりましたので、木母寺の行 事を調べた所、梅若供養は、4月
15日になっていました。旧暦で行うのでしょう。(因みに、今年の旧暦3
月15日は4月24日)しかし、4月のその頃は忙しいので、急遽、思い立
って、3月15日(金)に、梅若塚へお参りをして来ました。
木母寺に到着したのは、丁度お昼頃で、人影もまばら。本堂に声を掛
けても反応もありません。のんびりとした春の日を浴びた梅若塚には、
梅の花が丁度咲いておりました。梅若が遺言したという印の柳は、枝
1時過ぎに、再び大声を掛けた所、お昼が終わったのでしょうか。ようやく
芸道成就の絵馬を手に入れることができました。700円也。4月15日の
梅若祭りでは、梅若音頭を踊るとのことでした。
梅若塚の裏手には、様々な石碑が納められていますが、その中でも、浄瑠璃塚が目を引きました。
竹本紋太夫・倉太夫と併記してあるのは、江戸中期の1750年代に活躍した
二代目竹本紋太夫のことのようです。
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