アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

モルガナイト

2010年03月03日 | 誕生石
「桃の節句」ともいわれる、ひな祭り。

ひな壇には、桃の花が飾られますし、
生け花でも、桃の花は欠かせません。

フリルのように、ひらひらしたピンク色の花びらは、
一気に春を運んできてくれますね。

でも、なぜ、ひな祭りに桃の花?

旬の花であることは、もちろんですが、それ以上に、
魔よけの力があると信じられていることも、大きな理由とか。

古代中国で、桃の花は長寿の象徴とされ、
桃の木には、魔よけの力があるとされていました。

ご存じ『桃太郎』も、
この「魔よけ」と「不老長寿」からきているのですね。

そして、ひし餅のピンクも、桃の花の色を表します。


ピンク色は、とっても女性らしい色。

最近は、オードリーの春日を象徴する色としても、
よく知られているようですが。(^^)

やさしい色なのに、インパクトが強いのかもしれませんネ。


こちらも、とってもチャーミング・・・


■3月3日の誕生石

   モルガナイト (morganite)
     チャーミング、気だてのよさ

 ・英 名morganite
 ・和 名モルガン石
 ・モース硬度7.5 - 8
 ・産 地ブラジル、アメリカ合衆国など

モルガナイト。
ローズ・ベリルボロビエバイト とも呼ばれる
やさしいもも色や淡赤紫色のベリル。

エメラルドやアクアマリンと同じ ベリル の仲間。

ベリルの中でも、マンガンの作用でピンク系に発色している鉱物が、
モルガナイトと呼ばれています。

透明ないし半透明で、ガラス光沢があります。


モルガナイトという名称は、
宝石が大好きなアメリカの銀行家 J. P. Morgan 氏にちなんで、
宝石学のクンツ博士が付けました。

つまり、「モルガナイト = モルガンの石」です。

ちょっと横道ですが・・・
宝石学のクンツ博士の名前に由来する石、
クンツァイト も、ピンク色。


透き通ったピンク色の石には、
ひたむきで純粋な気持ちが感じられますね。


★パワーストーン効果★
持ち主の隠れている多くの魅力、特に、
美しさと愛らしさ、優しさ、を引き出してくれます。
恋愛の応援もしてくれる石。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■3月3日の誕生花 : レンゲソウ、他
■3月3日の誕生色 : 鴇 色
■3月3日の誕生果 : イエローマンゴー

雛人形

2010年03月03日 | 季節の風景
2010年3月3日 午前11時38分 撮影


菜種梅雨のような、
そんな雲の多いお天気が続いている東京地方。

とても久しぶりに、少しですが、
日差しが雲間からこぼれてきます。

きょうは3月3日。
桃の節句 ですね。

旧暦で3月3日は、桃の花の季節であることから、
「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

もともとは、中国の 上巳の節供 (じょうしのせっく)で、
3月最初の巳の日、つまり上巳の行事でした。

3月3日に固定された時点で、
必ずしも「上巳」の日とは限らないわけですが。

中国では、上巳の日に、
川で身を清めることで不浄を祓うという習慣がありました。

この習慣が、平安時代、日本にも取り入れられ、
その後も「流し雛」として残っています。

流し雛に使われていた人形が、次第に精巧なものになるにつれ、
流されることなく、飾られるようになったのだとか。

これが、現在にも残っている雛人形なのですね。
この頃から、「ひなまつり」とも呼ばれるようになりました。

人形を飾るようになった頃は、
すべての子どもの健やかな成長を願っていたのが、
いつしか、女の子限定のお祭りとなり、現在に至っています。



雛人形。
飾るのも大変ならば、仕舞うのも大変ですよね~。

お天気が悪かったり、忙しかったりで、
すぐに仕舞えない場合でも、大丈夫!

雛人形を、「後ろ向き」にしておくと、
仕舞ったのと同じことになるそうですよ♪



【 追 伸 】

 私のグリムスも、ひな祭りバージョン☆