アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

アメシスト原石

2010年03月08日 | 誕生石
冬から春へと移り変わる今の時期を、色にたとえたら、
あなたは何色にしますか?

私は、淡い紫色です。

地面は黄色のイメージなのですが、
全体的な空間の色としては、ほわっとした淡い紫。

キーンと澄み切っていた空気が、
おぼろげになってきたり。

無彩色から地味な茶色だった山々が、
何となく色づいてきたり。

きっと、住んでいるところや環境によって、
感じられる季節の色は、さまざまでしょう。

ただ、どんなところでも、季節の変化にともなって、
色もまた、変化するように思います。


吸い込まれそうな輝きを放つ紫色の石は・・・


■3月8日の誕生石

   アメシスト原石 (amethyst)
     守護

 ・英 名amethyst
 ・和 名紫水晶(むらさきすいしょう)
 ・モース硬度
 ・産 地ブラジル、メキシコ、ボリビア、日本など

アメシスト原石。
透き通った紫色の水晶。

石英で“宝石”として扱われている、貴重なアメシスト。
多彩な宝石の中にあっても、この紫色は唯一の色です。

紫色は、微量の鉄イオンによるもの。

アメシストという名前は、ギリシャ語で
「酒」を意味する methy に、否定辞の a がついて、
「酒に酔わない」という意味です。

美しいものには、さまざまな逸話が語られます。

その一つ、ギリシャ神話では、
月の女神ダイアナと女官アメシスト、酒の神バッカス
のお話があります。

2月27日「アメシスト」に、簡単に記しましたので、
興味のあるかたは、コチラ からどうぞ♪


ほかの宝石にも、よくあることですが・・・

アメシストを手に入れたなら、
必要以上に日光に当てることは、避けましょう。

長時間、日光に当ててしまうと、
せっかくの紫色が薄くなってしまうからです。


アメシストの魅力は、何といっても、
美しい紫色にあります。

深く澄んだ紫色のアメシスト。

古今東西、紫という色には、
不思議と一目置きたくなるようですね。


★パワーストーン効果★
持ち主の隠れた美しさや魅力、才能に加えて、
強さやたくましさをも、原石は引き出してくれます。
母岩つきのアメシスト原石には、守護のパワーも期待できます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■3月8日の誕生花 : クロタネソウ、他
■3月8日の誕生色 : 紅梅色
■3月8日の誕生果 : 甘 夏