アンダンテ ~私の歩幅で~

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「ぜんざい」という名前で出ています

2011年01月11日 | 
きょう1月11日は 鏡開き ですね。

お正月に年神様にお供えした鏡餅を
お雑煮やお汁粉にして食べ、一家の円満を願う

とされています。

もともと、武家社会の風習だったことから、
刃物は、切腹を連想して縁起が悪いので、
手や木づちが使われてきました。

言葉も、同じく縁起が悪いことから、
「切る」ではなく、「開く」が使われているのですね。

きょうは、わが家も鏡開き。
お餅は「ぜんざい」にして食べました。

ところで、「おしるこ」と「ぜんざい」は、
どう違うのでしょうか?

辞書やウェブ検索で調べてみたところ、
そのものではなく、地域による呼び方の違いのようなんです。

大きくは、関東と関西の違いで、
 関東では、汁気があれば「おしるこ」、汁気がなければ「ぜんざい」
 関西では、こしあんが「おしるこ」、つぶあんが「ぜんざい」
のようです。

ですから、「つぶあん」で汁気があるものなら、
 関東では、「おしるこ」
 関西では、「ぜんざい」
と呼ばれることになります。

境界線は、どのあたりなのでしょうね?

さまざまなモノの呼び名や風習などは、
愛知県や岐阜県あたりで入り混じっていることが多いようですが。

沖縄へ行くと、「おしるこ」は、ないかもしれません。
そして「ぜんざい」は、基本的に「金時豆のかき氷」のことだそう。

沖縄の甘味処で「ぜんざい」を注文するときは、
「アイス」か「ホット」と言うみたいです。

「アイス」が“かき氷”で、
「ホット」が他エリアで言うところの“ぜんざい”とか。

ということは、日本中に存在するのは「ぜんざい」?

日本列島を北から南まで、
ひたすら「ぜんざい」を注文して歩いてみたいなぁ。

きっと、ものすごくドラマティック。